映画のキャプションとかを載せるとブギーマンに記事を削除される疑惑があるので、これからは手書きでいこうと思います。悪しからず。
グレン・ミラー監督『Zoombie』
2016年公開の米国映画
動物園(Zoo)とゾンビ(Zombie)をミックスして作ったであろうこの『Zoombie』なるタイトル。素晴らしい。本当に素晴らしい。このDVDをゲオで見つけた時にはそのB級映画的な素晴らしさの余り店内で小躍りしたいくらいだった。
動物園内の動物達が謎のゾンビウイルスに感染してしまい、園内にいる人間達に襲いかかるというストーリーなのだけど、予想通り特に面白くはない。映像は不自然だしストーリーは単純だった。
しかし重要なのはそんな些末な点ではないのだ。そこで重要なのは「俺は『Zoombie』を観た」という体験と事実である。それ以上でもそれ以下でもない。
考えてみよう。例えばバカラのコップとダイソーで買った同じ大きさのコップに入る液体の量は同じである。しかし、そのコップの価値はバカラの方が高いとされている。
ボードリヤール的に表すと現代社会においてコップはその(液体を入れることのできる)使用価値よりも(バカラであると言う)記号的な価値の方が勝るらしい。
そこで映画の使用価値を個人の感情への影響度合いと仮定すると、記号的価値はそのタイトルやクレジットと言える。たぶん。
つまり、Zoombieを観終わった時の俺はバレンシアガやフェンディなる記号的価値を身に纏いイキってる老若男女と同等の地平に立っていたのだ。そう!Zoombieを観た俺は凄い!!だってZoombieを観たんだから!!イェイ!!Zoombie万歳!!カッコいい!!少し前に観たZombeeもタイトル的に良かったけど、Zoombieは原題も邦題も同じ所がさらにナウくてエモい!!
そんな感じでまた次回!!
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