突然ですが「鵺」って妖怪知ってます?
『平家物語』等々に登場する、(文献によって多少の差はあるけど)猿の顔、狸の胴体、手足は虎で尾は蛇の妖怪です。トラツグミのような声で夜な夜な「ヒョーヒョー」と正体を見せずに鳴いて不気味がられたりしていたんですよ。
そこから転じて、掴み所が無くて正体不明な存在を「鵺」って表現するケースがあるんだけどさ、この表現カッコええやん。
何というか、この世界の中には辛うじて存在しているんだけど、世界の枠組みからは外れた存在みたいじゃん。そんな存在って凄い魅力的だなって思うんですよ。
思えば、何やってんだかよくわかんないけど飄々としてる人が昔から好きで、そんな感じの人にどこか憧れていた節があったのかもしれないです。
別に夜な夜な「ヒョーヒョー」と鳴きたい訳でもないし妖怪になりたい訳でもないんだけど、人間の形は保ったままで鵺みたいな存在になれたらもっと俺のQOLが上がるんじゃないか知らんと思ったのですよ。しがらみとか世間の空気とかって鬱陶しいじゃん。
その為の具体的な行動はどうすれば良いかは分からんですけど、取り敢えずはもう一回どこかで野宿をして、天啓を待ってみようと計画してます。
もしかしたら何処からともなく「ヒョーヒョー」って鳴き声が聴こえてくるかもしれないしね。
かしこ
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