新人セラピストは、入店後に店舗で講習を受けてから
モニターを経てデビューするという流れが多いと思う。
僕の新人時代にも同様に店舗研修を受けた。
いま振り返ると、新人の頃は本当につまらない接客をしていたと感じる。
何がつまらないかというと、
本来セックスというのは僕の中では気持ち良くなりたいからするものだが、
研修においてはマニュアル化されたものだったり、女性に気遣いを感じてもらうためにこうする、という視座がメインとなる場合が多い点。
つまり、それさえしておけば女性が満足するんだと
勘違いしてしまうことで、つまらないセックスを
生み出してしまってないかという点への言及です。
これは入店時の研修が悪いといった話ではなく、
もちろん、基本的な動作をまずは覚えるという意味で
必要なものだと思っている。
僕が言いたいのは、セックスは楽しいものなのに
仕事となった途端義務感や責任を感じながらするようになる必要はないということ。自分が楽しめていないセックスは相手にも伝わる。
この点お客様から話を聞いてみると、新人と、手練れたセラピストの違いは、
まず、入浴。終わり。
次にマッサージ。終わり。
次にキス。という具合に
経験が浅いと仕事感が出過ぎていたり流れがぶつ切りで
ひとつひとつがモジュール化している点が挙げられるようだ。
新人らしさみたいなものは
人によっては微笑ましいと感じるのかもしれないし
店によっては新人価格というものもあるので
経験を積むまでは多めに見てね
という落とし所もあるかもしれないが
昨日まで素人だったような人間に
いきなり価値を生み出せる人は少ないのだから
だったら、発展途上の中で期待できることは
「あなたのセックスを見せて」という点になると思う。
技術は正しく学んでいけば少しずつ身についていく。
もし新人で接客をどうすればいいのか分からない人は
研修で学んだことはベースに、ルールを守りながら
ひとつお客様とテーマを決めて
自分のセックスを見せていけばいいじゃん。
荒削りでもいいから。
と思うなどしました。
佐藤 充希の写メ日記
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女風になった途端つまらないセックスを生み出す佐藤 充希