出会って間もない頃は、相手の一挙一動が愛おしくて、目に映る全てが新鮮だったと思う。
連絡が来るだけで嬉しくて、声が聞けるだけで安心できた。
でも不思議なことに、月日が経って「日常」になってくると、
そのありがたさをつい忘れてしまうよね。
たとえば、
「なんで最近そんなに冷たいの?」って言われたとき。
前はすぐ気づけたはずなのに、「そんなつもりなかった」って言い訳してしまう。
もしくは、相手が少し不機嫌な表情をしてても、
「またか」と流してしまう自分がいる。
でも、それって本当は相手の心が疲れてるサインだったりするんだろうな。
寂しかったり、不安だったり
そんな小さな気持ちの揺れに気づいてほしくて、
態度に出してるのかもしれないのに。
一緒にいる時間が長くなるほど、
「分かってるつもり」になってしまう。
でも人の気持ちって、日々変わる。
今もちゃんと見つめてないと、すれ違いはあっという間に深まってしまう。
4年間やってきて
この仕事で抱えてきたテーマも
難しさも、本質も、きっと
これから先も変わらないのだろうと思う。
大事なのは、「相手の心の根っこに何があるのか」を
ちゃんと想像しようとすることだ。
今、何を感じてるのか。何を欲しているのか。
言葉にしなくても、相手の価値観を大切にする姿勢が、
関係を深める“絆”そのものなんだと思う。
慣れた関係の中で
あえて立ち止まって相手を見つめ直す。
そういう時間を大事にできるかどうかで
「続く」か「壊れる」かが決まってくる。
これは確信を持って言える。
何年経っても、「ありがとう」ってちゃんと伝えること。
その一言が、心の根っこを潤す水になる。
長く続けるって、奇跡みたいな努力の積み重ねだから。
佐藤 充希の写メ日記
-
たゆむことなき時の中で佐藤 充希