重ねた肌に宿るのは、熱を帯びた沈黙。
触れた手が語るのは、言葉にならない秘めた想い。
指先の温もりだけを頼りに、あなたの心を探していた。
けれど、少しこわばったその表情が、すべてを隠してしまう。
胸を震わせるほど、切なく甘いその距離。
心を捧げても、あなたには届かなかったのだろうか。
交わす視線は情熱的で、だけどどこか儚い。
あなたはあの瞬間、一体何を伝えたかったの?
微かに震えた指先が、静かな悲鳴を上げていた。
二人の間に横たわる、言葉にならない熱情の迷路。
求めるほど遠ざかる、もどかしいその心を
もう一度この腕の中で感じていたい。
届かぬ想いに焦がれながら
今もなお、あの日のあなたを探し続けている。
佐藤 充希の写メ日記
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蒼き日々佐藤 充希