【指圧治療院の思い出】- 禅（エクスタシー東京)東京/性感マッサージ

今から6年前、都内の鍼灸指圧治療院で約1ヶ月間、指圧の研修を受講したことがあります。
研修の講師で治療院のオーナーの先生は当時指圧歴50年の女性で、彼女はマッサージ業界ではレジェンドとして認知されている方です。。
治療院が永田町に近いこともあり、先生は歴代首相や歴代横綱の専属マッサージ師として活躍されていたそうです。


なんでも褒めて伸ばす指導スタイルの先生で、「あなたは天才よ」「今すぐ私の下で働きなさい」などありきたりの言葉でおだてられ、まんまとだまされて調子に乗った私は1ヶ月間限定という条件で研修を兼ねて先生の助手をさせてもらうことになりました。

「先生の助手」という仕事は、先生が受け持つ出張マッサージに同行するというものです。
車の運転やタオルなどの荷物運びのほか、お客様がペアの際にお連れ様の施術を私が担当することもありました。
マッサージの仕事は夜間がメインなので、当時の私は本業の仕事を終えて治療院へ直行し、先生の愛車の赤いミニクーペに乗り、一晩に2〜4件お客様が滞在されているホテルやご自宅を回りました。

お客様の多くは、政治家や大企業の役員など一流と呼ばれるような方々でした。
お会いすることもできないような方々の施術を担当させてもらえたことは、とてもエキサイティングで有り難い経験となりました。

仕事が終わるのが遅いときで明朝4時ごろで、それから自宅に帰り少し寝て本業に出勤する日々だったので体力的に相当きつかったのですが、貴重な経験をして成長できた1ヶ月間となりました。


研修の後にすぐに独立するつもりでしたが、先生のご紹介で日本橋の有名ホテルでも1年間働かせてもらうことになりました。
先生との出会いにより、私のマッサージの道が一気に開けたことは間違いありません。
本当に感謝してもしきれません。

先生は現在75歳ですが、今も現役かどうかはわかりません。
小柄な方ですが指圧の力が誰よりも強く、鍼も遠慮なしでバシバシと的確に深く刺していく方でした。
初代ドラえもんのような声で、声量が大きく、はきはきと喋るパワフルな方だったので、おそらく今も超元気に活躍されていると思います。


写真は治療院在籍時のネームタグの顔写真です。
奥田民生風に生やした少ない髭をご覧ください。
アメリカ製の頑丈な白のスクラブは今でも着ています。