今日は2021年9月11日。
アメリカで起きた同時多発テロから20年です。
当時私は小学5年生で、TVから流れる非現実的な映像にショックを受けました。
「ニュースステーション」の久米宏さんが珍しく顔を硬らせながら、現場の状況を確認し報道していた記憶があります。
9.11の真相については諸説ありますが、多くの一般市民が亡くなったことは紛れもない事実です。
救助や消火活動に向かった多数の消防士や警察官も命を落としました。
また、9.11をきっかけに始まったアフガニスタン紛争やイラク戦争でも多くの子どもたちを含む、数えきれない市民や若い兵士が亡くなりました。
今でも戦争によるPTSDなどの後遺症に苦しむ人々がたくさんいます。
人間はこれまでの歴史で多くの戦争を繰り返してきました。
今でもタリバンがアフガニスタンを武力で制圧しています。
人間は戦争を終わらせることができないのでしょうか。
私は、武力行使はもちろん、軍事力の拡大や防衛に注力することにも反対します。
怒りの感情が他者に伝染することと同じように、報復行為という反応は様々な不幸を引き起こすからです。
映画「戦場のメリークリスマス」で描写されているように、狂気に支配された人間がこの世で一番恐ろしいです。
この映画の終盤でロレンス中佐が印象深い言葉を残します。
「正しい者など存在しないというのが真実だ」
物事に正義や悪、正しい・間違いは初めから存在しないと思います。
それらは各々の主観に過ぎません。
様々な思想・文化を受け入れることから平和が始まる気がします。
禅の写メ日記
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あの日から20年禅