この坂道をの登った先に待つ
特別だった景色を指で切り渡す貴方
その簡単な手と冷たい視線
私はどんな表情をしているんだろうか、、、
残酷だなと俯
それでも、、、貴方が耳元を魔法を囁けば
きっと色づく世界に変わってしまうんだろうね
だけど、、、世界はいつも私を残していく
あの希望だった温かな未来は気がつけば
零れに零れて、今は私の足元で滲んでる
白と黒だけが溜まる、、、それは私の気持ち?
貴方に少し近づく為に
いつの時に変わらぬ明日を抱きしめてたら良かった?
分からないまま、まだ見ぬ未来だけが崩れていく
貴方が切り取ってくれた
あの景色は変わり果てる、今は別の誰かの物なの?
その刹那に私は唇に強い呪いを宿して
何も言わずに、貴方が大切だからとキスする
私は想いを声に乗せれば空気を澱ます
流れ星の様に一瞬強く光って見えた貴方は
それはそれは鮮やかに見えたけど、、、遠くて
今は
あの景色には私の影さえも映らない
ただね
私は貴方をただ知りたかっただけなんだ
忘れて欲しくないから呪いだけはせめて
一緒に
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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魔法なんてないんだよ槙島 蒼司