追い質問ありがとうございます。
1.「検査なんて意味ない」について
この言い方をしては元も子もないというか、真意はそこではないと思います。
「検査しているからといって絶対安心とは言い切れない」という風味が何%か入っているとは思います。
検査結果が表すものは「ある時点では陽性反応がでなかった」にすぎません。
これは「クリーンだった」「病気はない」と似て非なるものです。
オール陰性が確認された検体を提出したその日以降に罹患する可能性もありますし、検体提出日がウインドウ期間に該当し検出されなかった可能性もあります。
(この点において検査結果の画像と共に「安全です」と言い切るピには少々不信感があります。物を知らないんだな、と)
また性悪説モードで考えれば、検体替玉提出もありえるし、検査より前に自覚症状があって個人輸入した抗生物質を数日飲んでから検査を受けているパターンもありえるし、検査結果の画像がフェイクの可能性すらあります。
まぁそれを言い出すと、全てが信用できなくなるので一旦度外視しますが、
それでも「ある時点では陽性反応がない」ということが月1ペースで確認できることには大きな意味があります。
登場人物が自分とピだけだとしたら、「検査しているからといって絶対安心とは言い切れない」という要素がある時点で検査の存在意義が少し薄れるのかもしれませんが、実際にはピの向こう側にはネズミ講のように感染機会ネットワークがつながっています。誰もが検査を受けない世界と、多くの人が検査を受ける世界の公衆衛生の違いは想像に難くないと思います。
局地的に物を見るだけの「検査なんて意味ない」という断定は思考の停止であり賛同できません。
2.「性病になりたくないなら利用するな」について
これは使う場面によって意味合いが変わってくるとは思いますが
みんなが検査を受けていても、罹る時は罹ってしまうもので、そのリスクが自分に降りかかることは最低限覚悟しておかねばならない、あるいはあらかじめ覚悟ができてなくとも有事の際はそういう世界なのだと受容するしかないとは思っていますので、
性病にかかった=最悪!ピが悪い!
というオピニオンには「おいおい」という思いはあります。
ただし、背景としてピが全然検査を受けていないとか、先に挙げたような替玉検査をしていた等といった事情があれば話はかわってきます。
風俗という世界にとって性病は切り離せないリスク因子ではありますが、リスク因子を理解しつつも軽視して人に迷惑をかける人がいる場合においては「性病になりたくないなら利用するな」は暴論です。
この2つのオピニオンを擁護するのは
・ガチ恋客
・本人
・店側の人
くらいなものだと思います。
性病は厚労省からも定期的に警鐘を鳴らしている重要な公衆衛生の課題ですので
思考停止して極論で他人をコントロールする人とは関わらない方がよいですね。