こんにちは、アーメン甘々オジピのリクです
50の質問に答えています
【質問53】
感動、悲しい、どちらでもいいです
涙を流した思い出を一つ
【回答53】
祖父が亡くなった時です
祖父が亡くなったのは僕が小学4年生の時でした
夕方18:30頃から放映されている
What'sマイケルというアニメを
実家の薄暗いリビングで弟と見ていると
母から祖父が倒れた
急いで病院に行くので支度をしなさいと言われ
TVを慌てて消して病院に行く用の服(?)に
着替えていたところ
俯き加減の母から、もう急がなくていいから
支度はゆっくりでいいと言われ
子供心に何かを悟ったのを強烈に覚えています
病院に到着した時には
祖父はすでに息を引き取っており
ベッドに横たわる祖父の顔には
白い布がかけられていました
後に理解できたのですが、祖父は心臓に持病があり
発作に苦しめられていたようです
その時既に死というものは理解しており
祖父はもう起き上がらない、喋り出すことは無いと
ハッキリと認識していましたが
不思議と悲しいとか特別な感情は無く
涙も一切出ませんでした。
その後も通夜、葬式と
一通り進んでいくのですが、
悲しい感情は依然として沸かず
次々と進んで行く儀式とその準備を
大人に言われるがまま消化していくだけでした
そして葬儀が終わり
霊柩車に乗せられ、祖父は火葬場に運ばれました
それまで状況を冷ややかに見守っていたのですが
棺が炉に格納され、点火スイッチが押された瞬間
どういうわけだかそこで悲しみの感情が
一気に爆発してしまい
涙が出るどころかわんわんと声を上げて
泣き始めたのでした
人生で初めて経験するやり場のない感情に
母に抱きついたままどうしていいかわからず
そのまま泣き続けました
なぜあのタイミングだったのかは
当時から不思議に感じており、未だにわかりません
人間の感情はよくわからないと
その時の経験がずっと印象に残っています
ちなみに感動で涙を流した記憶は
ドラマ「白い巨塔」のものなのですが