朝、ふと目が覚めた。
うっすら目を開けると
スーツを身にまとい部屋を後にしようとする進くん。
それを布団の中でお見送りしている永士さん。
僕もギリギリ見送るのが間に合ってよかった。
完全に開ききらない目で
ぼやける進くんを見送った後、再び眠りにつこうと目を閉じたが
頭は冴えてしまっていた。
その時、さっきまで夢を見ていた事を思い出した。
僕「永士さん。今日夢見ました。」
永士「どんな夢?」
僕「なんか…確かサントの皆でスノボに行ってたんです。 そしたらゲレンデで偶然にも知り合いの女の子に出会ったんです。」
朝っぱらから僕の夢の話に付き合ってくれる永士さん。
僕「夢の中の僕はその子の事が好きで。。。
その女の子も別のグループで来てたんですけど、僕達は2人で行動する事になりました。」
おぼろげな記憶を辿りながら話を進める。
僕「その女の子とリフトに乗ったりしてて」
永士さん「え、それ夢の話ですか?」
僕「もちろんです」
僕「リフト降りた後もその子と行動してたんですけど、何故かずっと九十九さんがついて来るんです。」
永士さん「ちょっとまって、それ夢の話?」
僕「もちろんです」
普通の状態であれば、夢の話といって話し出してるのに何の確認なんだろうと思ったはず。
でも僕も寝起きで頭が回ってなかったせいか、冷静に「もちろんです」と返していた。
そのシュールな空気感がジワジワきて
朝から2人で笑っていた。
確かに最後の部分は現実味帯びてる感じするよな。
そう思った。
これが僕が見た夢の話と永士さんとのアホらしいやりとり。
ハクナの写メ日記
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夢を見ました。ハクナ