【アレックスという男】- 九十九(santuario)- 性感マッサージ

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九十九の写メ日記

九十九

九十九  (99)

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  • アレックスという男
    九十九
    アレックスという男

    皆様、こんにちは



    皆様は、国民的漫画(アニメ)の「ドラ〇もん」の『最終回』はご存知でしょうか?



    完全な『最終回』は存在はしないのですが、読者の二次創作から生まれたとされる、2つの有名な『最終回』があるんです



    1つは、のび太くん植物人間説(夢オチ説)



    植物人間状態になってしまったのび太くんという男の子の「あんなことやこんなことをしたい」という「夢」を、読者が見ていた、という夢オチ説



    正直、僕は、この説は好きではなくて



    僕が好きなのは、もう1つの説、のび太がドラえもんの開発者説



    ご存知ない方のために



    ある日突然ドラえもんが動かなくなってしまった。

    未来の世界からドラミを呼んで原因を調べたところ、バッテリー切れが原因だと分かった。

    のび太はバッテリーを換えてもらおうとするが、このままバッテリーを換えるとドラえもんの記憶が消えてしまうとドラミから聞かされる。

    ドラえもんなどの旧式のネコ型ロボットのバックアップ用記憶メモリーは耳に内蔵されているが、ドラえもんは既に耳を失っていたので、バッテリーを交換してしまえばのび太と過ごした日々を完全に消去してしまうことになる。

    バックアップを取ろうにも方法が分からず、開発者を呼ぼうとするも設計開発者の情報はわけあって絶対に開示されない超重要機密事項となっていた。

    のび太は迷った末、とりあえずドラえもんを押入れにしまい込み、皆には「ドラえもんは未来へ帰った」と説明。

    しかし、ドラえもんのいない生活に耐えられず、猛勉強をしてトップクラスのロボット工学者に成長する。

    工学者になってからしずかと結婚したのび太は、ある日妻となったしずかの目の前で、努力の末に記憶メモリーを維持したままで修理完了したドラえもんのスイッチを入れる。

    ドラえもんは無事復活。

    その第一声は

    「宿題は終わったのかい?のび太君」

    (ドラえもんの製作者が明かされていなかったのは、開発者がのび太自身だからだった。)



    この最終回は、未来ののび太が賢くなっていた、ネコ型ロボットだったのに耳をかじられてなくなった、などのオリジナルストーリーをきっちり伏線として回収した上に、勉強の苦手だったのび太くんが、ドラえもんを修理するために猛勉強をして成長する、という、子供へのお手本となる主人公像が本当に素晴らしく



    そして、なにより、ラストの



    「宿題は終わったのかい?のび太君」



    変わらないドラえもんがそこにいたことの喜び



    ドラえもんらしいその一言が、心の底からホッとすると言うか



    なぜ、今日この話なのか



    アレックスとのお別れって、実は僕、全然悲しくなくって



    超陽キャなアレックスは、多分最後の日でも

    「ちょっと行ってきますわ〜」

    とか言って



    そして、いつかフラっと女風BARにでも突然現れて

    「九十九さん、飲もうよ〜」

    って、自然すぎるぐらい自然に帰ってくる気がしてならないんですよね



    そう、自分がいなくなってたことなんて意に介さず、自分がいた頃ののび太君への接し方と変わらないドラえもんのように



    多分、アレックスがいなくなることは、ユーザーさん以上にセラピスト仲間の方から残念がられてる気がします



    それぐらい、男からも好かれる彼は、神様が僕らにくれた「ネコ型」ならぬ「巨神兵型」ロボットだったのかもしれませんね



    アレックス、いつでも帰っておいでね





    ありがとうございました



    ん?そもそもアレックスはロボットだったのか?
    いや、アレクサだったのかw



    ご機嫌よう




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