「誰かに盗られるくらいなら
強く抱いて君を壊したい」
なんて歌った歌手が90年代にいましたね。
この感覚はよくわかります。
自分の手元から離れるくらいなら、
剥製や、標本にして飾りたい。
「蝋人形にしてやろうかー」
なんて閣下が言うのも、なんかわかる。
美術的にも美しいから、
今この瞬間、
最高に美しい君を捉え、
保存したい。
記憶にシャッターとアルバムがあるなら、
どんなに素敵か。
だから盗られるくらいなら、
命を奪ってでも保存したい。
最後に見た景色が俺なら最高のエンディング。
でも、また消えゆくのも儚く美しい。
散り際の桜のようで。
そう、女性は花。
いずれ散ってもまた咲く。
咲く場所を求めて彷徨う綿毛は、
俺という大地と出会い、
再び咲き誇る。
俺が咲かせるよ、何度でも。
嫌でも狂い咲かす。
生きたまま保存してあげる。
麗
麗の写メ日記
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「壊したいほどに」愛おしく、 「狂おしいほどに」咲き誇る。麗