夏の朝
いつもと変わらぬ通勤電車
いつもと同じホーム
いつもの電光掲示板
そこで
ふと気づく
この電車の終着駅が海であることに
職場まではたかが数駅
終着駅まではどれくらい?
いつも乗る電車なのに
自分はそれの限界を知らない
日常を飛び出した先に
非日常な海が待ってる
退屈を捨てたいなら最終駅まで行こう
本能的に感じた興奮を
駅のホームに捨てるな
それは解放区までのチケットだから
握りしめて海までおいで
麗
麗の写メ日記
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本能のチケット麗