歳を重ねると
要らぬメッキも重なる。
古い価値観など
剥がれかけのメッキ其の物。
其れらを剥がしてこそ
人は成長する。
何時迄も「あの頃」の
価値観では生きられない
歳を重ねて思うのが
年長者の意見は重用しつつも
若い世代の意見こそ
次の正解だと思うこと
間違う事もあるし
「紛い物」もあるが
古き物より「新しい物」であることが
何よりも意味がある。
そこに年齢は関係無いはずだが
年配者と言うものは
メッキを大切にしてしまう。
僕は其れを剥がしたい。
今ある自分の価値観
固定概念
常識
「俺はこう!だから!」
と言う内なる声を殺したい。
ある書道家が言うには
「個性的な作品を描く事が個性ではない」
「お手本をひたすら模倣し、
没個性をしながらも生まれるのが個性」
身に付けるものではなく
どうしようもなく
出て来てしまうのが「個性」
そう思えば
これまでやってこなかった
これまで嫌っていた
否定していた事を
今の年齢で始めることには
凄く意味があると思う。
「自分はこう!」という個性を否定し
没個性を極める。
其れでも残る「自分」がいるのなら
その個性は本物なのだろう。
メッキを剥がし
叩き直して不純物を取り除き
純金に。
その工程に僕は興奮するし
それを相手にも求めるのだろう。
すました顔をして
いつも通りの日常に帰れると思ってる
そんな人のメッキを剥ぎ取りたい
真に隠れた本性を暴き出す
解放区に来て
日常に帰れると思うなよ。
本物の君を探しだすから
覚悟して。
麗
麗の写メ日記
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没個性から成る個性麗