僕は研究職ではありませんが、
最近、本業で「培養肉」について調べていまして、
これが面白いんですよ。
例えば生きている「牛」から細胞を取り出し、
培養液で細胞を増やし人工的に「培養肉」を作り出せる。
文字で見ると気持ち悪そうですが、
生命が生まれてくる過程を人工的に行っているだけで、
遺伝子組み換えとは違って、
別に何も特別変なことではないそうです。
で、どうやって細胞同士が結合して「肉」を形成するのか?
色々調べていくと、
「動物細胞」の性質が興味深い。
実は、
動物細胞は「自律的にくっつく」性質がある。
細胞1つ1つがシャーレの中で増殖し、
たんぱく質が「細胞間接着」を促すことで結合し、
組織を形成していく。
これは細胞レベルでいう100マイクロメートル、
0.001㎜という凄く小さな世界の話だが、
我々人間はその細胞の塊であり、
動物細胞を有している以上は、
別の細胞と結合することを求め、
細胞間接着のような、
人間同士のつながりを求めることは必然なのではないのか。
不意に夜中に寂しくて誰かに触れたいとか、
意中の人と抱きしめあいたいとか、
これは「精神的」なこと以上に、
「細胞」の性質として、
「あいつと接着したい!」と細胞が叫んでいるのかもしれない。
細胞同士は接着し組織を形成し「肉」となる。
ならば人間も相手の身体、
つまり「肉体」を欲することは、
「性欲」という「種の保存」以上に、
抗えない性質なんだから恥じることはない。
女性が男性を求めることも、何もおかしくない。
僕が女性の肉体を噛むのも、何もおかしくない!
だって我々は37兆個の細胞の塊なんだから。
だから僕たちも肉を求めあい「細胞間接着」しよう。
もちろん人間だから「心」を込めて。
麗
麗の写メ日記
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人間は「細胞レベル」で見ても一人では生きていけない。麗