昔、子供の頃、
お風呂場の床に、
シャワーの飛沫が落ち、
水滴同士が結合して、
大きさを増しながら、
小さな川から大きな川になり、
排水溝に流れていく。
そんな光景を見るのが好きだった。
これは、
人の気持ち、
そのものなのかもしれない。
水も気持ちも、
絶えず流れ、
時に色を変え、
多量に溢れかえり、
途端に枯渇していき、
また湧き上がり、
元通り潤す。
シャワーの川から枝分かれして、
排水溝に流れた水も、
いずれまた一つになり、
大きな海に形を変え、
雨となり大地を濡らし、
川となる。
人も水も、
別れと出会いを繰り返し、
巡り廻り循環を繰り返し、
抗えない流れの中で、
必然的な出会いを繰り返す。
そろそろ冬が終わりを告げ、
出会いの季節が芽吹き出す。
次の出会いは「はじめまして」?
それとも「おかえり」?
何にしても、
水が絶えることはない。
麗
麗の写メ日記
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水の流れは絶えずして麗