女風が辛いって思ってる人の多くは
ドーパミン中毒なんだと思う
すごく幸せな瞬間と、すごく辛い瞬間
その“ランダム性”が人を依存させるんだ
そしてそんな状態が続くと
辛い状況でさえ
なぜか求めてしまうようになる
自分の胸に手を当てて
考えてみてほしい
ケンカばかりなのに
なぜか会いたくなってしまうとか
一緒にいると辛いのに
それでも離れられないとか
そんな関係に心当たりはない？
ドーパミンって
出ている時は高揚感があるんだけど
キレると離脱症状が出てきたりする
要するに
ドラッグ中毒と同じなんだよね
だけどもし
あなたがこんな状態に陥っていたとしても
どうか自分を責めないでほしい
人間の脳の仕組みの問題だから
あなたの心が弱いせいではないんだよ
でも、だからといって
セラピストのせいにするのも難しい
だってその方が売上が上がるんだ
お金を稼ぐことをビジネスの目的とするなら
セラピストのやり方も正しいのだろう
別にこれは
女風に限った話ではないけどね
スマホも、動画サイトも、SNSも
ギャンブルも、飲食店も、ゲームも
今の企業ってどこもかしこも
どうやってドーパミンを出させて
どうやって依存させるかを考えている
本当に嫌な時代だと思う
だけどそれでも僕は
セラピストとして活動する上で
このやり方をやらないようにしている
お客様に楽しんでほしい
幸せになってほしい
そんな崇高な理由もあるけれど
何より自分のためなのかな
僕に会うのは辛いけど
“依存してるから離れられない”人
そんな人と一緒にいるのって
やっぱり僕も辛いんだよ
シンプルにケンカしたくないし
傷つけ合ったりしたくない
何よりせっかくお金を払ってくれているのに……と
罪悪感を覚えてしまう
それよりも
ちゃんと僕のことが“好き”で
楽しいから会いに来てくれる人
そんな人と一緒にいる方が
僕も幸せな気持ちになれるよね
だから”甘い”と言われようと
”手段を選ぶな”と言われようと
僕はこのやり方を貫きます
”会いたい”よりも
”一緒にいると幸せ”が大事なんだよね