大掃除が終わった、それもー日で
掃除というものを
継続的に行うのは苦手だけど
まとめて終わらせるのはすごく得意だ
実は掃除というものは
心の中の弱い自分と戦う行為なんだよね
その事実に気がついているだけで
掃除の効率は飛躍的に上がる
例えば思い出してみて欲しい
学生時代にテスト勉強していた時のことを
勉強する前に、まずは部屋でも掃除しよっか〜
あっ、なんか漫画出てきた!!久しぶりに読んでみよ
う〜ん、このままじゃまずいけど
キリのいい所まで読まないと集中できないよね〜
こういう経験、ない?
勉強する前に勉強法について調べようかな〜
へ〜、自然音が集中できるんだ〜
他にも色んな動画探してみよ
わっ、好きな配信者が新しい動画出してる!!!
これ見てから勉強しようかな〜
みたいなやつ!絶対みんなあるでしょ!!
”掃除”とか”勉強法を調べる”とかって
結局のところ”逃避行動”なんだよね
その上本来の目的に近い逃避行動だから
罪悪感が少ない分
より厄介だったりするんだよ
だからこそ
まずこの”目的に近い逃避行動”の存在を認知して
徹底的に戦うことが大事なんだ
掃除をする前に
まずは掃除グッズを買いに行こう?
まずはご飯食べてから始めよう?
うるさい!逃げるな!ゴミを捨てろ!!
そんなのは全部逃避行動だ!!
まずゴミ袋だけで”今”始めるんだよ!!
バチン!バチン!バチン!
そうやって
自分の頬を何度も叩きながら
逃避行動を徹底的に探し出し
一つ残らず駆逐しよう
そしてもう一つ大事なのが
ものに対する情を捨てること
例えば部屋の隅にない?
大量の紙袋が、、
それ絶対にいらないからね
いつか使うかもしれないから、、だって?
そんな”いつか”は絶対に来ないから
一年間全く使わなかったものを
いざ使おう!って思う機会なんて
そう簡単にはやってこないから
もし万が一やってきたとしても
持っているという記憶さえ消えているか
簡単には見つからないかで
結局同じ物を二度買うハメになるからね
ましてや紙袋だって?
それも普通の紙袋じゃないでしょ
紙袋の中にさらに大量の紙袋が入っている
紙袋の塊みたいなやつでしょ
そんなの絶対使う機会がないから
どんなに使っても3個くらいだから
そんな間違いなく使わないものを
きっぱり捨てるだけで
部屋はみるみる綺麗になる
そしてこう厳しい判断をするコツは
ものに対する情を捨てることだ
もちろん思い入れのあるもの
記念品として残しておきたいもの
それさえ捨ててくれって話じゃない
だけど
一年間部屋の隅で眠っている不用品に
捨てなくていい理由をこじつけなくていいし
可哀想な気持ちなんて持たなくていい
さもなければ一年後に
いつか使うかもしれないからな〜って
また無駄な時間を過ごすハメになるよ
そんなの時間とエネルギーとスペースの無駄
不用品に対する謎の情は今すぐ捨てるべき
つまり大掃除というイベントは
”目的に近い逃避行動”と
”不用品に対する謎の情”という
二つの心の弱さとの戦いだ
これと戦い続ければ
気がつけば大掃除なんて終わっている
逃げるな、戦え
一年の終わりに
ゴミと一緒に自分の弱さを捨ててみよう