タイムラインを見ていると
毎日のように見かけるこの言葉
”推しは推せるうちに推せ”
だけど何度も聞くうちに
違和感を感じるようになってきた
あれっ、もしかしてこの言葉って
キャストが言うセリフじゃないのかなって?
まあ確かに言ってることは間違っていない
僕も現状では、
この仕事を辞めるつもりなんてないけれど
僕の気持ち以外のところで
いなくなる可能性ももちろんある
例えばケガや病気とか
法律で規制されるとか
だけどそれを自分で言うのって
「僕もいついなくなるか分からないから
今のうちに指名しておいてね」って
かなり強引な営業にもみえるよね
それに、リアルな話をするならば
キャストがいなくなるよりも
お客様がいなくなる確率の方が
ずっと高いのがこの業界だ
二年もやると分かってくるけれど
お客様がキャストのもとを去っていく時に
必ず別れを教えてくれる訳じゃない
もちろん教えてくれることもあるけれど
急に連絡がこなくなることもあるし
アカウントが消えることもある
なんならブロックされることもある
だから僕たちが考えなきゃいけないのは
「推しは推せるうちに推せ」って言葉じゃない
「感謝の言葉は伝えられるうちに伝えとけ」
キャストが意識しなきゃいけないのは
こんな言葉じゃないのかな?
どれだけ支えられていたのか
どれだけ感謝していたのか
どれだけ大切に思っていたのか
些細なすれ違いから
単なる”飽き”から
秘めていた想いが、
永遠に伝えられなくなってしまう事もある
心に秘めたままじゃ意味がない
伝えたい言葉があるのなら
伝えられるうちに伝えておこう
いくら伝えても伝えきれないほどの
"ありがとう"って気持ちを