「私が予約している日ぐらいは
他の予約を取らないでほしい」
「発信している姿をみると辛いから
あまり発信しないでほしい」
お客様からこんな言葉を投げかけられた時
キャストはどんな言葉を返すだろう
「だったら貸し切りすればいいだろう」
「だったら集客しなくて済むぐらい、
沢山指名してよね」
頭に浮かんでくるこんな言葉を
伝えることが正解なのか?
確かに僕達は、
お金を貰って仕事をしていて
指名されていない時間まで
強制される必要はない
そうした意味では
この返答は正論で
間違った意見ではないだろう
だけど真実は他にもある
それはお客様が苦しんでいて
キャストに助けを求めているという事
そしてそこに正論をぶつけてしまったら
もっと苦しめてしまうという事だ
そもそもわざわざ好きな人に
嫌な事なんて言いたくない
だけど苦しくって辛くって
溢れ出すようにぶつけてしまう
それなのに、
その苦しませてる張本人が
”正論”っていう武器に頼って
簡単に切り捨てようとするなんて
そんなにつらいとはないよね
もちろん例外なんていくらでもあるし
正論を言いたくなってしまう事もある
だけど、キャストが苦しんでる以上に
お客様はもっと苦しんでいるんだ
簡単に正論を振りかざさずに
一度しっかり受け止められるくらいの
余裕を持てたら素敵だと思う
苦しんでる相手を救うのは
正しさではなく優しさなんだ