ベッドで向かい合って座り
見つめ合い
キスをする
あなたはまだ下着とガウンを身につけている
僕は逸る気持ちを抑えて
丁寧に唇を重ねる
でもどうせ
あなたには僕の心の内を見透かされているのだろう
その証拠に手を繋いでくる
まだダメ、イタズラをする手は握ってあげる
そんな言葉があなたの雰囲気から伝わってくる
おかしいな
主導権を握るはずが逆に握られている
結局は僕はあなたの狗なのかもしれない
GO！
のサインが出なければ動けないのだから
そう考えると
口付けと手を握るこれは
印を結んでいるのと同等
狗である僕の力を抑えている
するりと結んでいた口と手が
解き放たれた時
増長した狗の力があなたに降りかかる
ガウンと下着を半ば強引に剥ぎ取る
そして
押し倒し
貪る
だが何故かあなたは嬉しそう
あなただけを見ていた狗は知る由もなかった
これまでも
これからも
狗はあなたの手の上で踊らされている、と
だけれど
それもいい
あなたが笑うなら
いくらでも踊ろう
見えない鎖で繋がれて
手懐けられていたのは
僕の方かもしれない
santuario畜生三陰
三陰の写メ日記
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【狗】三陰
