【【火と蝋】】- 三陰(santuario)- 性感マッサージ

santuario

東京/性感マッサージ/東京と大阪に拠点を置き、近郊および全国出張対応

三陰の写メ日記

  • 【火と蝋】
    三陰
    【火と蝋】



    薄暗い部屋

    どこか恥ずかしがってうつ伏せになっているあなたに目をやる

    ガウンやタオルで体が隠れているのになんでだろう

    不思議に思いつつも軽く指圧を済ませ

    片足のタオルをめくる

    露になったあなたの足はどこか艶めかしく見え

    僕の心に蝋燭程度の火をつけた



    オイルを塗り

    肌に馴染ませる

    同時に僕の手の温かさもあなたの肌と馴染む



    なぜだろう

    「マッサージをするだけ」

    そう言い聞かせているのは、あなたにではなく

    自分自身に対してのような気がしてきた



    触れてわかる男性とは違った柔らかい足

    恥ずかしがっているあなたの姿

    蝋燭の炎が大きくなるのを感じた


    ゆっくりゆっくり

    あなたをとことんまで味わうように

    指を這わせてマッサージをする

    時にはツーッと指先で肌をなぞる

    擽ったいのか、気持ちいいのか

    よがり、動き出すあなたを見て

    蝋燭が一瞬で溶けてしまうような業火が心を燃やす



    足の付け根へと指を伸ばしてマッサージ

    そうだよね

    やっぱり

    我慢できないのはお互い様みたい

    でも我慢しようね

    まだマッサージの途中だから

    お楽しみは後にとっておくのがいい



    僕の熱にあたったのかあなたは蝋燭の蝋のように身も心も溶けてしまっているね

    あなたは蝋

    僕は火

    次第に火が大きくなり蝋を包み溶かしてしまう

    まるで今の僕の心の中みたいだ



    火が弱くなるその時までお付き合いいただくとしよう








    santuario火の男三陰





三陰の写メ日記一覧