【持続するもの】- 柚香(santuario)- 性感マッサージ

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柚香の写メ日記

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    柚香
    持続するもの

    今回の日記は、一つ前の日記の続編ではなく全く関係ない話しです!(前回の日記の続編はまた後日載せます。)

    僕小さい頃から結構体調崩しやすい体質だったので毎シーズン季節の変わり目は風邪を引いていたんですよね。
    中高校生の時はスポーツもしていたのでその試合に向けた体調管理もしたいという意味でサプリメントを服用していました。また、食べることが大好きだったので、食の快楽を手っ取り早く得るためにファストフードに当時すごくハマっていました。
    でも、ある時お医者さんに、心身ともに安定した身体を目指すからまず生活習慣から見直さなくてはいけないと言われました。
    当時の僕にはそのお医者さんの言葉がひどくありふれたつまらない事に聞こえました。なぜならそんなこと誰でも言うことができるし小さい頃から耳が痛くなるほど大人から言われていたことなので今さら同じようなことをわざわざ病院に行ってまで聞きたくなく、何か僕はそれとは違った意見を期待していたんだと思います。

    でも今ではやっとそのお医者さんの言うことはとてもよくわかります。
    結局、ほとんどの病は生活習慣からきているのではないかと。

    確かに今日どうしても頑張らなくてはいけない時、サプリメントや栄養ドリンクに頼ることは大変有効な手段であるとも認めています。マックやパンケーキをどうしても食べたくなる時もあります。しかし長期的なスパンで理想の身体を手に入れて行きたいならば、やはりバランスの取れた食事や睡眠が基本であると思います。

    これは身体的なこと以外にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

    今やtiktokやYouTubeのショート動画など、私たちが普段触れる情報が日々ファスト化され効率的に快楽を得られるようになってきている気がします。
    スマホをひらけば、AIが確率によって私たち個人に合った情報を短くまとめて提示してきます。僕の周りの若い世代は特にその短いメディアに慣れきっている印象があります。

    すると、それと反比例的に長いメディアに対する抵抗というものが生まれます。
    短いメディアではいかにその数十秒の中に、視聴者の情動を掻き立てるような情報を詰め込むかが問題になってきているため、それに触れた瞬間、一定の快楽を得ることができるでしょう。

    他方で、映画や小説、学術書などは少なくとも数時間はそれに没頭しなければ一定の快楽や視聴者、読者が得たい効力を得ることが出来ません。

    僕はここでやはり、皆さんに長いメディアに触れ続けて欲しいと思っているので、その理由をお話しします。

    短いメディアはその特性上、短期間で快楽を得ること、必要な情報を手に入れることができるという点で大変優れています。
    しかしながら、その快楽は持続するのでしょうか。
    なんとなく帰宅して開いたらtiktokの画面をそれを見て一年後、ほとんど記憶している人は少ないでしょう。
    つまり、それはファストフードやサプリメントと同じで一時的な気晴らしにはなっても、根本的に何か自分自身に変化をもたらす機能は果たせないのではないでしょうか。

    短いメディアに慣れている人は特に、長いメディアに対し最初は退屈だと感じるでしょう。しかし、そこに一定時間没入し、それが終わった後もその余韻に浸るということで、持続する何かを得ることができるのです。

    今回はこの、持続という観点で両者を比較しています。
    やはり、私たちは同じ快楽や情報を得るならばそれを持続させ自分自身に定着させたいと思うはずです。(少なくとも僕は)
    記憶というのは無常なもので、それを体験した瞬間に、手のひらの砂のように指の間からこぼれ落ちてしまいます。
    しかし、いつまでもそこにとどまり続けるもの。はたまたそれに再度触れた時、過去の自分に一気に引き戻される感覚というものがあります。

    何か自分自身に変化をもたらしたい、もしくは今の自分に問題を抱えており、何かに縋りたい、何かで答えを見つけたいと思うならば、短いメディアや読みやすい本(自己啓発本など)ではなく、すぐには効果が出ないけれどいずれじんわりとその効力を発揮してくるだろうより長い映画や小説などに触れていくというのも一つの手段であり、自分の日記がその後者であれば幸いです。

    ただし、やはり野菜を食べるにしてもその野菜がどう食べやすく調理できるかは、料理人の腕にかかっています。わざわざ苦労してまずい料理を身体のために食べる必要はないと思っています。

    したがって、自分に合ったより洗練された持続する何かを見つけてみてはどうでしょうか。

    これからもそのための文章の腕を磨いて行きたいと思っております。




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