今回の日記は同一のテーマを扱った第4回目の日記になるため、この回から開いた方は3つ前の「セラピストの価値①-③」をお読みになってから再びこの日記に戻って来ていただくと嬉しいです。また、もう忘れちゃったよーみたいな方もぜひ遡って一度読んでから今回の日記を読んでいただきたいです!
でははじめます。
前回までに、僕が新たに提示した客観的価値と主観的価値について解説して来ましたが、今回はついに、その二つがどうこの女性用風俗の世界において当てはまるのかについて話していきたいと思います。
まず、客観的価値というのは
① 外的な主体による予め定められたもの
②それが自己の主観ではなく、一定の客観性を孕んでいる
③それが、他の財との客観的な区別に寄与しているもの
でしたよね?
そして、主観的価値というのは
① その価値判断の主体が完全な個人、もしくは特定の共同体にのみ行われたもの
②その価値判断は普遍的なものではない。当然、その非普遍性というのは個人の中でも適応され、その個人の状況によってもその価値は変わる
③当然、その価値というのは主観で行われたものであるため、他の主観から決定づけられた価値とは必ずしも一致しない
と言った説明だったと思います。
(詳しくは第②-③回の日記を要参照)
これをセラピストの価値に当てはめて考えていきます。
客観的価値=ランキング、評判、売上、1時間あたりの単価、お店の知名度etc...
主観的価値=貴女の好み、貴女とセラピストとの過ごした時間etc...
ランキングが一番わかりやすいですね。
例えば全国一位のセラピストは誰が見ても全国一位であることに変わりはありません。(あくまで統計上では)
しかし、実際にあなたが予約して時間を共にしたセラピストにはあなた固有の主観的な価値があるはずです。
例えば、筋肉質で年上で落ち着いた男性が好みなあなたはAというセラピストを指名し続けています。しかしあなたのユーザー友達はAさんに全く興味を示しません。
このように、セラピストの価値を判断する指標は客観的価値と主観的価値と二つに区別することができるのです。
注. 客観的価値と主観的価値は時に混合する。
→自分が指名しているセラピストがランキングで上位に入っていることで、自分の主観的価値が普遍化していくことに喜びや安心感を感じる時など。
他の例だと、下積み時代から応援していた彼がどんどん売れていき、今は普遍化しつつある彼の価値に対し、それを最初に見出したのは私であるという優越感など。
ただし、これは逆もあり、自分の応援していた彼が売れていくと寂しいと感じる人もいる。
ここで言いたいのは、客観的価値と主観的価値はそれぞれ独立した価値観ではなく、互いに関係し合うこともあるということ。
では、ついに次回、結論に入っていきます。
第5回目の日記では、
結局、私たちユーザーは客観的価値(ランキングなど、)と主観的価値(実際に過ごす彼との時間など)のどちらを見てセラピストを指名していかなくてはいけないのか?それぞれのメリットデメリットは?
そして、僕個人としては、ランキング制度に対する意見も表明していけたらなと思っています。
ぜひお楽しみに✨
柚香の写メ日記
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セラピストの価値④ 〜女風界隈の客観的、主観的価値の区別〜柚香