2. 客観的価値
前回の日記において、一般的にものの価値を決める主体はその金額や、場所、権威、知名度などといった外的作用であることが多いと記しました。
そして、今回の日記ではそれらを客観的価値と言い換え、それと対立する概念である主観的価値という新たな基準を皆様に提示することで、物の価値を二つに分けて理解してもらおうと思っています。(ちなみに、客観的価値も主観的価値も僕が勝手に作った造語です笑)
客観的価値というのはあらかじめ目に見える形でそこにすでにある基準を指します。
例えば、商品の金額は自分がその商品を実際に手に取り消費する前から他なるものに予め決定づけられたものです。 (それは社会全体の需要や商品の希少性、生産者の意向など)
また、物の価値は金額以外にもあります。
例えば、Amazonで商品を購入する際、その商品の金額はもちろんのこと、口コミや評価など様々な項目を確認します。
以下で、その上で挙げた客観的価値を構成する要素を箇条書きで記します。
① 外的な主体による予め定められたもの
②それが自己の主観ではなく、一定の客観性を孕んでいる
③それが、他の財との客観的な区別に寄与している
①の要素は先に説明した通り、商品の値段というものは自分がそれを認識する前から他者によって決められているということ。
②の要素は、誰が見てもそれが同じように認識できること。
僕が手に取った100円のリンゴは、横にいる他人においても100円のリンゴであるということ。
③の要素は、100円のリンゴという表記は50円のリンゴとの区別する機能を孕んでいるということ。
では、一通り客観的価値という概念を理解していただいたところで、次回の日記ではそれと対になる概念、主観的価値を説明していきます。
柚香の写メ日記
-
セラピストの価値②〜客観的価値とは〜柚香