湾岸のビル群が光を放ち、
闇に浮かび上がる。
レインボーブリッジの向こうには、
静かに輝く東京タワー。
無人運転のゆりかもめは、
レールの上を滑るように進んでいく。
窓の外には、
都会の夜景が流れていく。
ビルの明かり、
ネオンの輝き、
停泊する船の灯り。
すべてが夜の海に反射している。
車内はほとんど人がいない。
空間全体が、
夢の中を漂うような心地よさに包まれていた。
まるで未来へと続いているように思える。
目の前の景色は確かに東京なのに、
どこか現実離れした感覚になる。
夜のゆりかもめは、
今夜もまた、
静かに都会の闇を駆け抜けていく。
santuario大阪 永士
永士の写メ日記
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【夜のゆりかもめ】永士