品川の売店で
ショート缶のビールとレモン酎ハイ
チーズおかきを買って、
新幹線に乗りこんだ。
気のせいかどんより静かな車内で
車内販売のお姉さんが
一人忙しそうにしている。
僕の隣のおじさんが
お姉さんを呼んだけど
前の方から順番に対応させていただきます
と慌てて前の方に戻っていった。
おじさんは新幹線をよく使う人なのか
コーヒーチケットみたいなものを
持っていてそれを使いたかったらしい。
お姉さんがおじさんの元へ来た頃には
おじさんはもう
コーヒーの気分ではなかったらしく
「もうコーヒーの口じゃねえよ!」
と言ってお姉さんを困惑させた。
お姉さんは平謝りしながら
それでもコーヒーを淹れる為に
なんとかチケットを受け取り
チケットを確認した。
「使用期限が切れてます、、、」
聞き耳を立てていた僕が恥ずかしくなる
大失態だった。
誰かに物申す時は
自分になんの非もないことを徹底的に
確認してからすること。
偶然、新幹線で隣に居合わせた
おじさんに学んだ。
あと、サラリーマンのおじさんの
人の席を跨いで
自分の窓側の席に着いて
少し座席を倒して一息つくまでの
無駄のない一連の身のこなしに
惚れ惚れした。
santuario永士
永士の写メ日記
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学びはどこにでも転がってる永士