次第に雪が多くなってきて
もう近くまで来てることに気づいた。
2年越し、念願の高野山は
来る者を拒むみたいに道中険しかった。
ここ数年、
ばあちゃんが亡くなったり
社長が亡くなったり
関係の濃い人間がいなくなることが続いて
その度、お寺さんの話を聞き
仏教の人間に寄り添う思想に
自然と興味を持った。
広いお堂は窓も出入り口も閉め切り
外からの明るさを遮って、
人工的な照明も全て消してあり
やっとお堂内の構造が分かる程度の
3本のロウソクの仄かな灯りだけで
照らされていた。
お堂内は静まりかえっている。
しばらくすると僧侶が2人
読経しながら入室してきて
厳かな空気の中、儀式が始まった。
ゆったりとした身のこなし
顔が見えるか見えないか程度の仄かな灯り
身体の芯に響いてくる重低音の読経する声
無駄が無くそれでいて華やかな手元の所作
こんな所にも施術に活かせそうな
ヒントがあるじゃーんと
有難い法話を聴きながら
弘法大師様のお叱りを
受けそうな事を考えてしまった。
盛大なバチがあたっても
甘んじて受けいれます。
女風脳になってるからなのか
儀式の趣旨とはズレたが
僧侶の方の所作、佇まいに
エロを感じた。
最後に、
この儀式では「菩薩十善戒」という
十条の戒めを授けて頂いた。
その中の一つを紹介したい。
「不邪淫(ふじゃいん)」
倫理を失った関係を持ってはいけない。
男女の間柄で「こころ」を見失えば、
それは単なる肉欲だけの関係に
堕することになります。
相手への気づかいや思いやりのない関係は、
最終的にお互いを不幸にしてしまいます。
お釈迦さまも女風界を
見守ってくれています。
santuario永士
永士の写メ日記
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お釈迦さまも女風を見守ってくれている永士