【屋久島が教えてくれたこと】- 永士（santuario）- 性感マッサージ

人生であの時食べたあれが
美味しかったみたいな思い出は
誰にでも一つはあるんじゃないかと思う。


当時、時間を持て余していた僕は
何となくスピリチュアルな力で
自分を浄化したくなって
屋久杉を見る為に
1人で屋久島に行った。
(病んでると思われた)


調べてみると素人が
1人で辿り着けるほど
生半可なもんじゃなかったので
ガイドさんに案内をお願いして
登山した。


片道4時間？くらいかかった気がする。
やっと辿り着いた屋久杉には
そこまで感動しなかった。
自分でもびっくりした。
(ある意味すごく病んでる)


とはいえ、道中はとても過酷で
極寒の中をひたすら歩いて、
谷あり岩あり乗り越えて
川辺に大きな岩が乗っかった
休憩ポイントに到着した。


ガイドのおっちゃんが
足元に流れている川から水を汲んで
持参していたケトルで湯を沸かして
レトルトのカップ味噌汁を作ってくれた。


結果的に
この時に飲んだ味噌汁の
美味しさの感動に
屋久杉を見た感動が勝てなかったくらい、
この時飲んだ味噌汁が身に沁みた。　


神聖と言われる場所の
川の水を頂く罪悪感という
スパイスも効いていた。


人生と女風と味噌汁は
ゴールまでの
道程とスパイスで決まる。


お粗末さまでした。


santuario永士