夜の静けさが
少しずつ色を変えていく
まだ眠る街に
そっと触れた光が
青い闇を少しずつ剥がしていくように
少しずつ目を覚ます世界
光はまるで温かな息吹のようで
今まで知らなかった景色を
柔らかく、でも確かに見せてくれる
遠くの雲が
赤い色に染まりながら
何も言わずに
新しい一日を迎えている
目の前に広がる景色は
まるで君がいるからこそのものみたいに
一つ一つが鮮やかで、
どこか懐かしい温かさを持っている
そんな瞬間、ただ静かに感じる
心の中に広がる満ち足りた気持ち
朝焼けを見ながら思う
この瞬間が永遠でないことを知っていても
それでも「今」を大切にしたくて。
君がいて、良かったな
進の写メ日記
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朝焼け進