第101号「MIKINOKIMI」
2023年9月11日、僕らまっすぐに文化の季節へ。
エロスも立派な文化でしょ?
季節のせいにして気兼ねなく遊びにおいでやす伊賀シュシュシュシュ
僕の通っていた小学校の文化祭では高学年の生徒が製作した"壁新聞"なるものを展示していた。
壁新聞とはその名の通り壁に掲載された巨大な新聞のことである。
グループに分かれ、複数の生徒が協力して製作する文化祭当日限定のキッズメディア。
取り扱うニュースやテーマは自由なので、現存メディアよりもよっぽど多種多様で面白い。
生徒たちは、子ども編集長となり、文字と写真を駆使して、観覧者に伝えたいメッセージを届ける。
自分も製作したはずなのだが、どんな壁新聞を作ったのか記憶が飛んでいる。
それどころじゃなかったからだ。
文化祭前日。
僕は壁新聞にデカデカと掲載されたクラスの女子の中でも"気になるあの子"だった子の写真がかわいくて気になって気になって仕方なかった。
そしてその子の拡大された写真の鼻の穴を誰にも気づかれないように黒マッキーのペン先でチョンッとして塗る遊びを始めた。
黒マッキーを使った遊びでここまでスリル満点のものを発明できるやつは早々いない。
我ながら天才である。
この世で一枚だけの壁新聞…ズレたら最後…極限状態のチキンレース…だがこの俺の勇気を舐めてもらっちゃ困るぜ…2チョンッ…3チョンッ…4チョンッ…5チョンッくらいでその子の写真に鼻毛が生まれた。
慌てた僕は黒マッキーが産んだ鼻毛を鼻毛ぶん覆い隠すように、まーるく塗り潰した。
片方じゃ変なのでもう片方も均等になるようにまーるく塗り潰した。
気になるあの子の鼻の穴がマキバオーみたいになった。
Z世代に伝わる喩えで言えば"タンクトップの妖精さん"こと"カマたくさん"をめちゃくちゃ誇張した感じ。存在感がすごい黒点が2つ。
文化祭前日に自分の写真の鼻の穴を拡大されたあの子は泣いていた。
僕の"初恋の妖精"…妖精は僕を睨みつけながら泣いていた。
途方に暮れた。なぜ、わざわざあの子の写真の鼻の穴を黒マッキーでチョンッってやる遊びをしてしまったんだろう…死ぬほど後悔していた。本当なぜそんなことをしたのか。
なぁぜなぁぜ?の起源はこの時の僕の苦悩かも知れん。
見かねたお節介系女子が「覚悟しろ!」と捨て台詞を吐いて、担任の先生を呼びに行った。
幸いだったのは、担任はとても穏やかな女性の先生、お調子者とは言え僕は優等生、土下座の一つでもすれば、なんとなく許してもらえるはず。
どうせ今後の人生で何度も女性に土下座しなきゃいけないことになるんだから、早めに済ませておいた方がいい。
正座して、構えた。
先生の姿が見える。
表情は怖くて見れなかった。
先生が目先の距離までいらっしゃった瞬間に僕は「すいませんでした!」と頭を下げ土下座した。
誠意。これ以上ない謝罪の意。子供の土下座だ、風刺画でしか見たことないぞ。価値があるはず。
赦してもらえるはず。
顔を上げた瞬間…先生は僕をおもっきりビンタした。
体罰中の体罰。
しかし誰も僕に同情はしていなかった。
ビンタされ、横たわる僕の頭上にはピカソのゲルニカのように禍々しいあの子のマキバオーが飾ってあるからだ。
猟師が狩猟した獣の死体を引きずるように、職員室まで引き摺り回された僕はそのまま軟禁された。
普段は温厚な女性の担任教師が阿部寛みたいな声で「つくりなおせ」と一言呟いた。
放課後一人居残りして鼻毛ゲルニカを元の写真に貼り替えた僕だったが…それでも赦してもらえなかった。
告げれたのは"小学校退学''。
僕は義務教育のレールを外れることになりました。
輸送された施設の施設長に問われました「傭兵と女風セラピスト、どちらかを選びなさい」この施設は問題行動を起こし、施設送りにされた生徒を"民間軍事会社"と"卍天道"に横流しにしていたのです。
オブラートに包んだ言い方をすれば"人身売買"ってやつです。
にゃんこ大戦争で両親を亡くしていた僕には…戦争に加担する兵士になる気概は生まれず…僕は卍天道を選び、女風セラピストになる選択をしました。
初めてお会いする方から「明らかに気分に波のある躁鬱気味の癖にどうして女風セラピストになったんですか?バカなんですか?」とよく聞かれるんですが…僕の答えはこれです。
このように組織ぐるみで思春期を拗らせた僕です。
しかし、セラピストにとって大変重要な要素が欠如しています。
♀️"バッドな女心への理解力"
施設で育っていた頃は、毎晩ヘッドホンを装着して布団に入り、夜な夜な近所の居酒屋の"笑笑"で繰り広げられる女子会の会話を盗聴して勉強していたんですが…その教育が実を結ぶことはなく。
妄想と想像は尽きぬものの、女性に対する真の理解は生涯及ばないものであると諦めています。
相手を理解しなければ意図して相手を癒すことは出来ないので、僕には「貴方を癒す」と言えません。
ですが代わりに違う概念を心得ました。
♀️♀️♀️"ゴッドな女性の神聖化"☦️☦️☦️☦️
理解どころか僕は女性の隣に寄り添うのではなく、女性の対岸にギョロ目で仁王立ちし、神聖化しているんです。
男と違って女の子は本当に神聖で清らかでいい匂いがして柔らかくて美しい。
知ってますか?女の子は誰でも魔法使いに向いてるらしいんです。その魔法でカエルにされちゃっても全然いい。喜んでぴょんぴょん跳ねちゃう。これが真のカエル化ってやつですよ。
女の子は炭酸飲んでもゲップしないらしいんです。女の子の口からは「口笛」と「鼻歌」以外の音は鳴らないんだとか。生きてるだけでメロディ。
女の子の歯はとうもろこしとかゴマとか歯に詰まりやすいものを食べても歯に詰まらないように出来てるんです。食事の時に女の子の歯は真っ平の棒みたいに可変して歯間が無くなるんです。僕ら男なんて泣きながらフロスしてるのに。羨ましい。
女の子は「バカ」とか「アホ」とか汚い言葉は使いません。女の子が怒ってる時は沸騰したヤカンみたいに耳から湯気が出るんです。その湯気はハートの形なんです。ごめーんね。
女の子だってエッチな気持ちになる時があります。でも女の子がエッチな気持ちになるタイミングって「マカロンが美味しかったから」とか「インナーカラーが綺麗に入ったから」とかそういうタイミングなのです。清いとです…。
日本の夏のホタルの数って一年間で日本の女の子が自慰した回数そのままらしいです。つまり5000兆回自慰がされてれば5000兆匹ホタルが光ってくれるんです。環境保全だ。男の自慰なんてティッシュを無駄にするだけ。環境破壊です。
女の子…女の子…女の子…女の子…
ガール…ガール…ガール…ガール…ガルルルル
人間でいるのが嫌になった時には女の子のことを考えればいい
なんてありがたいんだ。
もしも君の近くにいる男が君が女の子であることに気づいてなかったり忘れてしまっているとしたら残念なこと。
その罪に値する刑は軽めに見積もって毒殺ですね。使用する毒は人間を絶対にむせさせる信玄餅の粉です。
女の子のおかげでスタバ・カルディ・イソップが存在している。
僕はスタバでチャイティーを飲むたびに、タイのごく甘チョコレート菓子・ティムタムをキメるたびに、イソップのお姉さんに買うそぶりだけ見せて香水をタダで振りかけてもらうたびに、女の子さんありがとうって言ってます。
世界が男だけになってしまったら飲食店がジローとスタミナ太郎ばかりになってしまうかも知れません。毎日脂でギトギトです。毎日そんな食事をしてたら人類は破滅です。たまにだからいいのです。
理解し合えることは素晴らしいことだけど、負けないくらい興味と好奇心を爆発させることは素晴らしい、と思ってます。
僕は君が本当はどんなに汚れているとしても神聖な存在だと信じるし
その純情な心がボロボロに傷つくとしても酒池肉君の幻想を抱き続け
朽ち果てるんです。
人類は不可思議なものを信仰します。
僕のオーパーツ=君、になってくれると嬉しいです。
東京で退屈に迫られると息が出来なくなるのでそういった面では力になってくれると助かる☺️
恩返し、するので、頼むよ。
ね?
女の子には金玉が無いらしいんです。男は夜寝る時に自分の金玉を揉み揉みしながらじゃないと睡眠できなくて死にます。これは全男子がそうです。なんでもYogiboは金玉をイメージされて作られてるとか。でも金玉って…蒸れるしシワシワだしブラブラするし…基本邪魔。本当は人類に金玉っていらないんじゃないかぁ?って思ってたんですが…女の子にはもう既になかった。金玉を揉まなくても眠れる女の子。すごい。女の子はハイブリットヒューマンです。男なんかただの金玉ヒューマンです。女の子にも昔は金玉があったのかな?じゃあ昔あったはずの金玉はどこにいったんだ?あったはずの金玉が目玉と合体してるから女の子の瞳はキラキラ輝いてるのかな?きっとそうだ!女の子の目は金玉なんだ!
僕の女の子に対するイメージが何か間違ってるってんなら君に一つ一つ丁寧に教えて欲しい。
果たして僕に聞く耳はあるのだろうか?
見棄てずに君の声を聴かせて。
実樹
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第101号「MIKINOKIMI?」実樹