【第41号「MIKINOKIMI?」】- 実樹(東京萬天堂)- 性感マッサージ

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実樹の写メ日記

  • 第41号「MIKINOKIMI?」
    実樹
    第41号「MIKINOKIMI?」

    第41号「MIKINOKIMI」



     



    2022年の12月20日、いつも動揺抑えきれん。



    僕は新宿二丁目に通ってた時期がある。



    通ってた時期って言ってるくらいだから今はほとんど行ってなくて、なんというか、感性の鋭い自分を演出して周囲にマウント取るために、ジェンダーレスな場所に通ってるって既成事実を手にし、感性を武装化する…ような、そういう卑しい魂胆を持って利用するニュアンスで通ってたレベルなので、僕はニセモノです。



     



    君の周りにもニセモノな僕と似たようなニュアンスの友達いるんじゃない?



    なんなら「私どっちもいけるんだよね」って言い張っちゃうだけで異端な自分を演出できるから、エセレズ/エセバイセクシャルみたいなマウント取る人、いるよね〜。



    どんな友達がいる?って時に真っ先にオネエの友達の例を挙げるパターンの人をちょっとだけ警戒しちゃうのはここだけの話。



    怯えるように周囲のすごい人を喩えに出して、虚勢張らずとも、君の魅力は充分に伝わってるはずなのにとか、生意気に思ってる時ありました。



     



    まぁでも当時はお金落としましたから、いいのです。



    僕もエセレズも赦される優しい世界。



     



    二丁目のバーのカウンターに座り、自分の居場所ではないなぁと思いつつも、タメになる言葉が沢山飛び交ってたから、本当に面白かった。



     



    クレしんの昔の映画にはよくオカマが出てくるのだけど、大抵めちゃくちゃ優秀で強い。



    テレビに出てるオネエは人生が波瀾万丈ゆえに達観してて、世の摂理が何もかも見えている扱い。



    オカマやオネエはモンスターでありヒーロー。



    しかし昨今は、ジェンダーの平等が進むにつれて、そういうある種"歪んだ神格化"が薄れてきました。



    ええことや…と思いきや。



    バーのママが「オネエが普通と思われたら商売あがったり。スーパーマン扱いされてアレコレ言うことで成立してたから、今更普通の人扱いされても困るのよ」って言ってて、はー、そういう目線もあるのか!とか思ったり。



    別のママは「オネエは男の気持ちも女の気持ちもわかってすごいみたいに言われるけど、正直どっちの気持ちもわからない。私はオネエの気持ちしかわからない」って言い切ってて、なるほどそりゃそうか!とハッとしたり。



     



    カウンターのバーを挟んで、どことなく葛藤してたママのボヤキが、今の僕の頭の中にこだましています。



    ヒーローと認識してもらえるように、一般の男性と違う部分をアピールしなきゃいけないものの、世の摂理なんて何もわかってない、って葛藤。



     



    エロスのスペシャリストって掲げて、存在してるかもしれない技術や力学的なメカニズムを唱え始めたら、なんとなく存在してほしい「自分はこの人だから気持ちよくなれてるんだ」的な星の奇跡が全て嘘になるような気がしてしまうし。



     



    情熱大陸に密着されてるような成し遂げた人間みたいな顔で「アレとは〜」「コレとは〜」とあらゆる世の摂理を語る人をみると(地上の社会で転がってるはずなんだけどなぁ)とか思うし。



     



    大して稼働してないツイッターに「この世界は本当に魅力的ですごい人たちばっかりだぁ」みたいな利用してる女性の呟きが流れてきて(んなわけねぇよ)とか思ったり。



    んなわけねぇよな!



    だってまず僕がそうじゃないですから。



     



    超ユーモアとして成立してる対面で「実樹はみんなから嫌われてるから〜」といじられて「そんなことないよ!w」ってその場ではつっこんだけど、こうして部屋で一人真剣に真面目に考えると(いや、嫌われてるだろうな)とか思うのは容易く。



    で、コレが開き直りなのか反骨心なのか(別に他人に好かれたいわけじゃねぇしな)って思っちゃってるんだけど、え、それはもうこの役割として致命的ではないか?



    好かれろ、好かれろ、好かれるために何もかも捧げろ。



     



    自分語り痛いなって思われても、結局自分の思想や個性を必死こいて発信するしかない。



     



    女心もわからなければ、他人の感情も読めない、と言い切らせて頂くけど、それはチャレンジしてダメだったことがたくさんあるから。



    から回って余計な発言したり、致命的な失態を晒したり、もうそんなのばっかり。



     



    僕はいつも動揺抑えきれん。



     



    初めての彼女の前で僕は自転車ごと車に轢かれてるんです。



    その頃と何にも変わってないんです。



    どうしたもんかね。



     



    結局その時は両腕骨折だったんですが、救急車で運ばれてる間に(目の前で車に跳ね飛ばされる彼氏って嫌でしょ。これはフラれたな…)ってずっと思ってたんです。



    でもフラれなかった、むしろめちゃくちゃ献身的に世話を焼いてくれた。



    ギブスが取れたタイミングくらいで僕は彼女に「目の前で車に轢かれたからフラれると思ってたよ」と伝えると、彼女は「自転車ごと宙に浮いてETみたいでカッコよかったよ」と返してくれました。



     



    その類いの優しさにずっとずっと甘えっぱなしな気がします。



    その子より僕のことを面白がってくれる君のためにも、今度は交通事故の力を借りずに、"自転車で飛ぶ"くらいのハイライトつくりたいな。



     



    相変わらずクリスマスキャスに向けての『エロい不幸話』『エロい黒歴史』を特設フォームより募集してます⚡️



    ツイッターに固定してあるので是非よろしくお願い致します



    例あげてみますね



     



    例①)思春期。夏休み真っ只中。僕は少年ジャンプのハレンチラブコメ漫画のパンツの向こう側をどうしても見たかった。そのために僕はジャンプと鉛筆とカーボン紙を親にバレないようにトイレに持ち込んで篭り、ハレンチラブコメ漫画のヒロインがぱっかーんと足を広げてパンツ全開になってるページにカーボン紙を上から押し当てて、鉛筆でなぞって、下着の部分だけ履いてないことにして、オリジナルのぱっかーん無修正verのイラストを自作していた。真夏の個室トイレの中で制作作業に没頭し、オリジナルの無修正verを次々に量産していた僕だったが、次第に目の焦点が合わなくなり、倒れ、その後、病院に運ばれた。熱中症だった。運ばれる寸前、意識朦朧の中、あまりに長時間トイレに篭っている息子を心配して様子を見にきた母の掛け声に動揺した僕はイラストの陰部だけをちぎり取り、全てトイレの中に流して捨てた。陰部だけでも残ってよかった…と思っていたが、よくよく考えたらイラストの陰部は僕の完全なオリジナルなのでそれはもう童貞が書いた妄想の陰部である。それに気づいたのでクシャクシャに丸めてトイレに流そうとしたけど、丸めたことで浮力が生まれて、全然流れかった。



     



    例②)普通の性欲の満たし方に飽きてた頃、バイト先の女の子の髪の毛を拾ったので素揚げにして食べてみた。



     



    本当に些細なことでも又聞きのお話でもなんでもよろしです



    名前とかも変なPNで是非!



    合言葉は本人確認のために使用するだけなのでなんでもよろし!



     



    待ってます



     



    実樹



    @miki_mantendo






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