第17号「MIKINOKIMI」
2022年の9月25日はアレクサに「〇〇かけて〜」と伝えるも伝わらず
かけてほしいアーティストの名前と曲名を滑舌ハキハキ話しかけてみるものの激しい"聴き間違い"を繰り返すアレクサ…
「え?なに?どういう聞こえ方?てかそれどこの国誰だよ!w」的な感じで、知らねー国の知らねー歌手が陽気に歌い上げる民族音楽を流し始める始末
前奏から聴いてもわからない楽器の音色が響いていたが、僕とて暇じゃあないので、そのまま放っておいた。
わからない楽器の音色がどんどん重なり、空耳アワーのように「ガリガリ君っ!ガリガリ君っ!」と何度も叫んでいるようにしか聴こえなくなってしまって、一人でウケてました
"聴き間違い"は僕らみたいな誰も傷つけずにうっすら面倒なことを避けたい民のために、時に役立つ説✨
たとえば地味に完全に苦手な上司に飲みに誘われた時、普段ならキッパリ断れるけど、(先週、コイツに私のミスの尻拭いしてもろたんだよな…)って理由で断りづらい時とかあるじゃあないですか?
でも行きたくねぇ
そんな時この"聴き間違い"で誤魔化し続ければ、相手を傷つけることなく、飲みを断ることができます!
「今日、夜空いてる?」と聞かれた場合。
「今日、夜空いてる?」
「え?京都のマイケル?」
「誰だよ!w京都在住の外国人じゃなくて…今日、夜空いてる?」
「え?恭子のカクテル?」
「恭子お姉様の飲んでるお酒じゃなくて!美香のハイボールも一緒に注文してくれる?じゃねえよ!…今日、夜空いてる?」
「え?キョン飼ってる?」
「八丈島にしかいねえから!!!」
このように切り抜けられるかも知れませんが〜(お酒までなら、今日くらい付き合うか)って気待ちになって、繁華街で飲む場面もあるでしょう。
有意義なお酒の席になる可能性もある…だが、あなたが苦手な上司ですよ?
そんな楽観的思想はぶち壊すはずです。苦手なのだから。
あなたが苦手な上司が男のくせに自尊心メタメタヒロイズム発揮して、酔っ払ってこんな面倒な質問してくるかも知れない…。
「俺のこと好き?」と聞かれた場合。
「俺のこと好き?」
「え?オレオとクッキー?」
「それはもうクッキーとクッキーな!じゃなくて…俺のこと好き?」
「ポルノグラフィティー?」
「サウダージいいよね〜…じゃねえんだよ!俺のこと好き?」
「おチャイコフスキー?」
「クラシックの人!でもさ…「お」ってつけるとなんかエロい言葉に感じるよね…あ、そうだ、ポルノグラフィティーって言ってたよね?カラオケ行こ?」
あちゃー。これは悪い例。
終電逃しカラオケチャンスを苦手な上司に与えてしまいました…。
こうなると苦手な上司は性欲上司に進化しています。
踏み込んでくるでしょう。
でも、大丈夫。君を絶対に終電逃させないぜ。
「ホテル行く?」と聞かれた場合。
「んん…んん…よし!ちょっと勇気出しちゃおっかなぁ♪」
「なに?(もはやタメ語)」
「ホテル行く?」
「ホタルイカ?」
「水面をキラキラ〜✨じゃなくて…真剣に…ホテル行く?」
「ホトトギス?」
「鳴かぬなら〜じゃなくてさ!でも、今夜は、鳴かせてみせよう…ホテル行く?」
「布袋寅泰?」
「ベビベビベビベイビ〜…じゃなくて!あ、スリル?それはつまり、OKってことかな?」
「違う!ほら!布袋寅泰がいる!」
「え?」
「布袋寅泰がいる!旧姓、今井美樹こと布袋美樹と一緒にいます!」
「ちょ、ほら、布袋夫妻のことはいいじゃん…ホテル…」
「私、布袋夫妻の大ファンなんです!失礼します!」
…お見事✨
終電逃さずに済んだね!!!
面倒な時間、退屈な時間はうまく抜け出して、僕の心臓に早く飛び込んでおいで✨
いい気候だで〜
実樹
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第17号「MIKINOKIMI?」実樹