東京、松江、長崎 などで開花宣言が聞かれ、日本列島が桜色に染まりつつありますね。春が来れば桜は自然に咲くもの、と私たちはあたりまえのように思い、桜を満喫します。
しかし桜が元気で開花するのは、常に桜に愛情を注ぎ、花の季節以外にも桜の健康状態を見守り、手当てをしている人たち「桜守」の存在があってこそ。
「桜守」とは文字通り、桜を守り育てる人。時代劇にはよく「若殿の守り役」といった人が出てきますが、桜にもそんな役回りの人がいるんですね。
桜は他の植物に比べて復元力の弱いデリケートな樹木。一度傷がつくとその傷がなかなかふさがらず、「小さいときにちょっと傷がつくと、幹が太るのと同じように、その傷も大きくなる」のだとか。
逆に梅は切ったところから新芽が出て花をつけるといいますから、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言い伝えも、そんなところから来ているのでしょうか。でも、そんな特性を知ったうえで手をかければ、いい花を咲かせ長生きするのが桜。だからこそ、「桜守」という人たちが出てくるのかもしれません。
東京の満開予想日は3/23(火)なので、
今から待ち遠しいですね。
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