こんばんは。
4月も中頃、もうそろそろ桜も見納めの時期が近づいて参りましたね
毎年のことながら、満開の桜並木の景色に心を打たれ、
その約2週間後には、あれだけ盛況に咲き誇っていた桜の花びらは地面に身を置き、
風に吹かれ吹雪の如く舞っている姿を見るにつれ、この世の無常さに儚さを覚えます。
物事は絶えず変化し続け、万物に不変なものはないことを表す言葉に、『諸行無常』や『有為転変』という言葉がありますよね。
僕たちが生まれる何百年も前から、このような言葉が使われ、現代にいたるまで語り継がれているという事実に、言葉を通じて過去に生きた人たちやご祖先様達との繋がりを言葉を通じて感じます。
そうして、個人的な解釈となりますが、人は時に物事は常に変化し続けるという摂理を忘れ、ある側面や断面だけに着目し、物事を推し量り、決めつけ、偏った解釈をしてしまうという性に対しての戒めでもあると感じています。
物事は常に変わり続ける。それは人間においても同じことだと思います。人は絶えず変化し、成長し続ける。
ひと時の出来事や言動を切り取って、それに対して勝手に悲しんだり、腹を立てたり、相手を拒絶したりするのは、愚かしいことだなと、自分がそう言った思考に陥った時はいつもこの言葉を思い出すようにしています。
人は変わり続ける。そしてまた、当然のことながら、その他人の変化の過程や全貌を自分を含め、人は知ることはできない。
そう考えると、自分の思考を妄信せず、常に事実を客観的に見つめ、変化を柔軟に受け入れ、そして物事が好転することを信じて長期的に信じて待ち続ける心構えを決して忘れてはいけないな、と思うこの頃です。
それは中々難しいことですが、この目の前に舞う桜吹雪がそのことを僕に優しく語りかけ、静かに諭してくれているのかもしれないなと、そう思うと心の波も少しだけ穏やかになるような気がしました。
きゆの写メ日記
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桜吹雪きゆ