【「塩対応」の「塩」とは何なのか?】- あきら(東京萬天堂)- 性感マッサージ

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  • 「塩対応」の「塩」とは何なのか?
    あきら
    「塩対応」の「塩」とは何なのか?

    この界隈に居ると「塩対応」という言葉を聞く機会は少なくないだろう。


    塩対応とは、素っ気なかったり、愛想がなかったりする態度のこと。


    おそらくこの言葉が普及したのはアイドルの握手会などが盛んに行われていた頃、嫌々握手をするアイドルに対して使われたことがきっかけだと思う。


    女風においては主にイチャ甘の対義語として、スキンシップが少ない対応に対して使う事が多いだろう。



    だが考えたことはあるだろうか。


    なぜ素っ気ない対応を「塩」と表現するのか。


    今回の日記ではそのルーツを探ってみよう。



     



    まず普及のきっかけとなったアイドルの握手会の例で考えてみよう。


    理想の対応は、愛想良くニコニコしながら嬉しいという感情を全面に出してくれることだ。


    相手の好意に遠慮なくよりかかり、なれ親しんだ友人のような振る舞いこそ望ましい。


    それはつまり「甘える」という状態である。


    甘いの反対の言葉として「しょっぱい」→「塩対応」となったのではないだろうか。



    さて、「しょっぱい」と聞いてピンときた人もいるかもしれない。


    そう、アイドル界隈や女風界隈よりも前に「しょっぱい」というワードを隠語として使っていた業界があるのだ。


    それは相撲界である。



    日本では昔から塩には物を清める働きがあると信じられてきた。


    相撲は豊作を願う神事だったことから土俵は神聖な場所とされ、取り組みの前に邪気を払う為に塩がまかれていた。



    相撲において負けるとは、塩の撒かれた土俵に這いつくばるという事である。


    それが転じて負けてばかりの力士は塩が口に入って「しょっぱい」思いをする事から、「弱い」ことを指す隠語とされていた。


    相撲界では昔から、あいつはしょっぱい(=弱い)というように使われていたのだ。



    時が経ち、「しょっぱい」という言葉の持つ意味も変化する。


    時代は戦後。


    敗戦で消沈している日本を勇気づけたもの…、そうプロレスである。


    元力士の力道山が日本にプロレスを根付かせ、国民を熱中させた。


    白人レスラーを次々と倒す姿は、敗戦後の日本人の愛国心をも揺さぶり、「総理大臣の名前は知らなくても力道山を知らない者はいない」とまで言われるほどであった。


    力道山は後に「日本プロレスの父」と呼ばれるようになる。


    (なお日本の英雄のように語られる力道山だが、実は朝鮮人である)



    大相撲出身の力道山が日本にプロレスを根付かせた事もあり、日本のプロレス業界には相撲の文化が取り入れられている事が多い。


    プロレスではリングに向かって塩を撒く事はしないが、「しょっぱい」という隠語は相撲界から密かに引き継がれていた。



    プロレスは勝ち負けを争う格闘競技ではなく、元々はサーカスの見せ物を起源に持つエンターテイメントショーである。


    その為「強いか弱いか」よりも「試合が面白いかつまらないか」「人気があるかないか」で論じられる事が多い。


    相撲業界では弱い事の隠語であった「しょっぱい」は、プロレス業界ではつまらない試合、あるいは人気の無いレスラーに対しての蔑称となった。



    だがこれはあくまでも業界内の隠語であり、一般人が使う事はなかった。


    ある時から「しょっぱい」という言葉はファンの間でも周知され始める。



    スーパーストロングマシンという覆面レスラーをご存じだろうか。


    元々はタイガーマスクブームの二番煎じを狙ってキン肉マンとしてデビューするはずだったが、版権元から許可が下りなかった為に急遽「戦う機械ストロングマシーン」としてデビューさせられた可哀想なレスラーだ。


    正体は言わずもがな平田淳嗣。


    覆面レスラーなのに正体を明かしてよいのかと思った方もいるかもしれないが問題ない。


    滑舌が悪くて何を言ってるか全く聞き取れないでお馴染みの藤波辰爾選手が、試合後のマイクパフォーマンスで「おい!お前平田だろ!」と前代未聞の発言をした事で公然の事実となっている。


    滑舌の悪い藤波さんだが、よりによってこの時だけはハッキリと聞き取れてしまったのは不憫という他にない。



    当初はストロングマシーンとして活動していたものの、機械という設定と無機質なマスクデザインによる「無個性」という特徴から、ストロングマシーンは2号3号…とどんどん増殖。


    結果的に1号である平田は存在感が薄くなっていき、リーダーだったはずなのにマシーン軍団で孤立するようになる。


    つくづく哀れである。



    そんな折に例の「お前平田だろ!」事件が勃発。


    これはストロングマシーンのマスクを脱いで平田淳嗣として再デビューするのか、と誰しもが思った。


    だがマスクを脱いだ下には…もう一枚マスクを着用しており、ストロングマシーンからスーパーストロングマシーンになるという意味不明なサプライズを行った。


    ただ名前にスーパーが付いただけで、特に何も変わらなかった。



    素顔に戻る絶好のチャンスを逃した平田だが、スーパーストロングマシーンは中堅レスラーとしてキャリアを重ねる。


    しかしある時、再びチャンスが訪れる。



    蝶野正洋とタッグを組んで悪役レスラーとして活躍していたが仲間割れ。


    なんと試合中にマスクを脱ぎ捨て、パートナーである蝶野を襲撃したのだ。


    プロレスファン的にはこれほど鉄板で燃える展開はない。


    かつて2代目タイガーマスクが試合中にマスクを脱ぎ、それをきっかけに三沢光晴としてスター街道を猛進した例もある。


    多くのファンが平田にもそれを期待した。


    しかし…。



    蝶野を攻撃した直後に対戦相手の武藤敬司の華麗なドロップキックを食らいダウン。


    怒った蝶野は控室に帰り、武藤・馳に二人がかりでボコられる平田…。


    最後はあまりにも美しい武藤のムーンサルトプレスで3カウントを奪われるのであった。



    漫画でもパワーアップイベント直後はいつも以上に活躍するのがお約束である。


    だが平田はプロレスキャリア最大の見せ場を一瞬でかき消され、無様に敗北したのだ。


    あまりにも悲惨である。


    そして、試合後にマイクを握った平田は絶叫する。


    「しょっぱい試合ですいません!!」



    この頃から「しょっぱい」という言葉がファンの間で当たり前のように使われ始めたように思う。


    今ではプロレスだけでなくボクシングや総合格闘技においても、消極的でつまらない試合の事を「しょっぱい試合」「塩試合」と言うようになった。


    「しょっぱい」「塩」という言葉は特定の意味を持たず、「なんとなくネガティブな言葉」として用いられているように思う。



    女風界隈で当たり前に使われている「塩対応」という言葉のルーツはスーパーストロングマシーンにあるのではないだろうか。


    その事を頭の片隅に覚えておいて欲しい。



     



    塩対応されたら悲しくて切ないですよね…。


    僕はスーパーストロングマシーンの悲しみと平田淳嗣の切なさを知っているので心中お察しします。



    ちなみにスーパーストロングマシーンはもうすでに引退していますが、実の息子がスーパーストロングマシーンJとして活躍しています。


    堅実な技術はあったけど派手さはなくて「しょっぱい」と言われがちな父親と違い、スピード感のあるレスリングで人気もあり、デビューした年は無敗で新人賞も取ってます。


    スーパーストロングマシーン=しょっぱいというイメージは息子により上書きされつつあるのかもしれません。


    塩対応をされて嫌な思いをしてしまった方も、きっとあなただけの相性の良い人がいるはずです。


    新しい人との思い出で嫌な経験を上書きしてみるのは如何でしょうか。



     



    我ながら女性向け風俗店の写メ日記でスーパーストロングマシーンについて語るのはどうかと思うが…。


    女性のこと理解してます~寄り添います~って日記は性格的に書けないから仕方ないのだ。



    一時期プロレス関連のライターの仕事してたこともあって、文章書くのは嫌いじゃない。


    もっと日記書きたいなと思うが、丁度いいネタが思いつかないの。


    良かったら質問箱からネタ頂戴。


    【東京/千葉萬天堂】あきらの質問箱



    この界隈に居ると「塩対応」という言葉を聞く機会は少なくないだろう。


    塩対応とは、素っ気なかったり、愛想がなかったりする態度のこと。


    おそらくこの言葉が普及したのはアイドルの握手会などが盛んに行われていた頃、嫌々握手をするアイドルに対して使われたことがきっかけだと思う。


    女風においては主にイチャ甘の対義語として、スキンシップが少ない対応に対して使う事が多いだろう。





    だが考えたことはあるだろうか。


    なぜ素っ気ない対応を「塩」と表現するのか。


    今回の日記ではそのルーツを探ってみよう。





     





    まず普及のきっかけとなったアイドルの握手会の例で考えてみよう。


    理想の対応は、愛想良くニコニコしながら嬉しいという感情を全面に出してくれることだ。


    相手の好意に遠慮なくよりかかり、なれ親しんだ友人のような振る舞いこそ望ましい。


    それはつまり「甘える」という状態である。


    甘いの反対の言葉として「しょっぱい」→「塩対応」となったのではないだろうか。





    さて、「しょっぱい」と聞いてピンときた人もいるかもしれない。


    そう、アイドル界隈や女風界隈よりも前に「しょっぱい」というワードを隠語として使っていた業界があるのだ。


    それは相撲界である。





    日本では昔から塩には物を清める働きがあると信じられてきた。


    相撲は豊作を願う神事だったことから土俵は神聖な場所とされ、取り組みの前に邪気を払う為に塩がまかれていた。





    相撲において負けるとは、塩の撒かれた土俵に這いつくばるという事である。


    それが転じて負けてばかりの力士は塩が口に入って「しょっぱい」思いをする事から、「弱い」ことを指す隠語とされていた。


    相撲界では昔から、あいつはしょっぱい(=弱い)というように使われていたのだ。





    時が経ち、「しょっぱい」という言葉の持つ意味も変化する。


    時代は戦後。


    敗戦で消沈している日本を勇気づけたもの…、そうプロレスである。


    元力士の力道山が日本にプロレスを根付かせ、国民を熱中させた。


    白人レスラーを次々と倒す姿は、敗戦後の日本人の愛国心をも揺さぶり、「総理大臣の名前は知らなくても力道山を知らない者はいない」とまで言われるほどであった。


    力道山は後に「日本プロレスの父」と呼ばれるようになる。


    (なお日本の英雄のように語られる力道山だが、実は朝鮮人である)





    大相撲出身の力道山が日本にプロレスを根付かせた事もあり、日本のプロレス業界には相撲の文化が取り入れられている事が多い。


    プロレスではリングに向かって塩を撒く事はしないが、「しょっぱい」という隠語は相撲界から密かに引き継がれていた。





    プロレスは勝ち負けを争う格闘競技ではなく、元々はサーカスの見せ物を起源に持つエンターテイメントショーである。


    その為「強いか弱いか」よりも「試合が面白いかつまらないか」「人気があるかないか」で論じられる事が多い。


    相撲業界では弱い事の隠語であった「しょっぱい」は、プロレス業界ではつまらない試合、あるいは人気の無いレスラーに対しての蔑称となった。





    だがこれはあくまでも業界内の隠語であり、一般人が使う事はなかった。


    ある時から「しょっぱい」という言葉はファンの間でも周知され始める。





    スーパーストロングマシンという覆面レスラーをご存じだろうか。


    元々はタイガーマスクブームの二番煎じを狙ってキン肉マンとしてデビューするはずだったが、版権元から許可が下りなかった為に急遽「戦う機械ストロングマシーン」としてデビューさせられた可哀想なレスラーだ。


    正体は言わずもがな平田淳嗣。


    覆面レスラーなのに正体を明かしてよいのかと思った方もいるかもしれないが問題ない。


    滑舌が悪くて何を言ってるか全く聞き取れないでお馴染みの藤波辰爾選手が、試合後のマイクパフォーマンスで「おい!お前平田だろ!」と前代未聞の発言をした事で公然の事実となっている。


    滑舌の悪い藤波さんだが、よりによってこの時だけはハッキリと聞き取れてしまったのは不憫という他にない。





    当初はストロングマシーンとして活動していたものの、機械という設定と無機質なマスクデザインによる「無個性」という特徴から、ストロングマシーンは2号3号…とどんどん増殖。


    結果的に1号である平田は存在感が薄くなっていき、リーダーだったはずなのにマシーン軍団で孤立するようになる。


    つくづく哀れである。





    そんな折に例の「お前平田だろ!」事件が勃発。


    これはストロングマシーンのマスクを脱いで平田淳嗣として再デビューするのか、と誰しもが思った。


    だがマスクを脱いだ下には…もう一枚マスクを着用しており、ストロングマシーンからスーパーストロングマシーンになるという意味不明なサプライズを行った。


    ただ名前にスーパーが付いただけで、特に何も変わらなかった。





    素顔に戻る絶好のチャンスを逃した平田だが、スーパーストロングマシーンは中堅レスラーとしてキャリアを重ねる。


    しかしある時、再びチャンスが訪れる。





    蝶野正洋とタッグを組んで悪役レスラーとして活躍していたが仲間割れ。


    なんと試合中にマスクを脱ぎ捨て、パートナーである蝶野を襲撃したのだ。


    プロレスファン的にはこれほど鉄板で燃える展開はない。


    かつて2代目タイガーマスクが試合中にマスクを脱ぎ、それをきっかけに三沢光晴としてスター街道を猛進した例もある。


    多くのファンが平田にもそれを期待した。


    しかし…。





    蝶野を攻撃した直後に対戦相手の武藤敬司の華麗なドロップキックを食らいダウン。


    怒った蝶野は控室に帰り、武藤・馳に二人がかりでボコられる平田…。


    最後はあまりにも美しい武藤のムーンサルトプレスで3カウントを奪われるのであった。





    漫画でもパワーアップイベント直後はいつも以上に活躍するのがお約束である。


    だが平田はプロレスキャリア最大の見せ場を一瞬でかき消され、無様に敗北したのだ。


    あまりにも悲惨である。


    そして、試合後にマイクを握った平田は絶叫する。


    「しょっぱい試合ですいません!!」





    この頃から「しょっぱい」という言葉がファンの間で当たり前のように使われ始めたように思う。


    今ではプロレスだけでなくボクシングや総合格闘技においても、消極的でつまらない試合の事を「しょっぱい試合」「塩試合」と言うようになった。


    「しょっぱい」「塩」という言葉は特定の意味を持たず、「なんとなくネガティブな言葉」として用いられているように思う。





    女風界隈で当たり前に使われている「塩対応」という言葉のルーツはスーパーストロングマシーンにあるのではないだろうか。


    その事を頭の片隅に覚えておいて欲しい。





     





    塩対応されたら悲しくて切ないですよね…。


    僕はスーパーストロングマシーンの悲しみと平田淳嗣の切なさを知っているので心中お察しします。





    ちなみにスーパーストロングマシーンはもうすでに引退していますが、実の息子がスーパーストロングマシーンJとして活躍しています。


    堅実な技術はあったけど派手さはなくて「しょっぱい」と言われがちな父親と違い、スピード感のあるレスリングで人気もあり、デビューした年は無敗で新人賞も取ってます。


    スーパーストロングマシーン=しょっぱいというイメージは息子により上書きされつつあるのかもしれません。


    塩対応をされて嫌な思いをしてしまった方も、きっとあなただけの相性の良い人がいるはずです。


    新しい人との思い出で嫌な経験を上書きしてみるのは如何でしょうか。





     





    我ながら女性向け風俗店の写メ日記でスーパーストロングマシーンについて語るのはどうかと思うが…。


    女性のこと理解してます~寄り添います~って日記は性格的に書けないから仕方ないのだ。





    一時期プロレス関連のライターの仕事してたこともあって、文章書くのは嫌いじゃない。


    もっと日記書きたいなと思うが、丁度いいネタが思いつかないの。


    良かったら質問箱からネタ頂戴。


    【東京/千葉萬天堂】あきらの質問箱








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