池袋駅の改札口は雨の匂いがした
信号を渡り夜の足音が街の風景を変えていく
何故が池袋には縁があるな
もう何度目だろう
今年から始めた月に一度の東京、横浜行きも
今月5月で早いもので5回目だ
初めてお会いするお客様とは
程よい緊張感を感じながらいつもお会いすることになる
相性が合うお客様を増やせるようにと自分なりにやってきた
人生で本当に大切な選択をする時って何故か自由がない気がする
あるがままに行けばいい
雨は収まる気配は一向にない
言葉だけでは救われない事もたくさんあるけど寄り添う心があれば言葉はなくてもいいんじゃないかな
望み通りにいかなくても素敵といえるのが大人ってやつだ
僕はこれからもセラピストとして時間を映す
雨が不規則な音を立てながら容赦なく降り注いでいた
恭介の写メ日記
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夜の足音恭介