五感。視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚。
人間が保有している素晴らしい感覚。
特に僕は嗅覚と聴覚に優れていると自覚しています。
昔から目隠しをされても何の匂いか判別出来ていたし、鼻が敏感すぎて万年鼻炎の花粉症ダブルパンチです。
毎日Mr.ポテトヘッドみたく鼻を取り外して丸洗いしたいくらい。
嫌な匂いや好きな匂いはすぐ思い出せるし、再現される度に記憶を一緒に引っ張ってきます。
聴覚の方は多分、昔から音楽に携わって生きてきたからですね。
バンドを組んでいたのもあるけれど、小学校の頃から楽器やアーティストの歌声に興味を持ち、毎晩お風呂でソロコンサートを開催しては親に怒鳴られていました。
耳が優れているって言うのは、『聞いた物をほぼ再現出来る』という様な良い点も勿論あるのですが、悪い点もなかなかにあります。
普通は気になら無い雑多な会話が刺さる様に聞こえて
きたり、学生マンションに住んでいた際は部屋に居ながらもエレベーターの昇降音が聞こえてどうにも気になったり、足音や笑い声等にも感情が揺さぶれる事なんかもあるんです。
…後これは好みの問題かもしれませんが、好きな音楽をカバーしたアーティストが自分風のアレンジをしていたりすると『ん?』となる事が多いです。笑
ここまでは五感の話をしましたが、『感』の話をするならありますよね。アレ。
シックス・センスや『第六感』なんて呼ばれている物です。
この考え方は西洋ではあまり無いらしく、東洋の文化でもあるそうで。
古い考え方では『眼、耳、鼻、舌、身、意』の六感で分けられているらしく、それぞれがバランスを取れているからこそ人間たらしめる存在であるとされているそうです。
ですが『意』を使う慣用句がどれも感覚的なものが多いように、中々『意』を支配して使役するのは難しい事です。
だから漫画やアニメで『気』だの『チャクラ』だの『波動』だのと呼ぶのでしょう。それを支配して、意識的に使える非現実を我々は見たいんです。
ところで、ふと思ったんですが人間って見え無い物に惹かれますよね。恋とか、美談に纏わる裏話とか、ゴシップとか、妖怪とか。自分が経験した事の無い超次元的な事や、科学では証明出来ないような何かを想像するのって無限大に楽しいことでもありますから。
…また話が逸れそうなので割愛しますが、僕はこの『意』の部分は昔から培ってきた様な気がします。
会話の途切れ目のタイミングがわかったり、人が『今怒るだろうな』ってタイミングに敏感だったり、世間的には好かれているけれど何か毛嫌いしている芸能人が次から次へと不祥事を起こしていったり。
そう言う説明のつかない部分で救われてきた経験が実際にあったから言えることです。
皆さんも気付かない内に多分体得しているんです。それを意識的に使えないだけで、実は絶妙に上手くこなしてきたからこそ今があるんだって僕は思ってます。
実はセラピストのお仕事ってこう言う事の繰り返しなのかもしれないな、なんて今思った。
実際僕が性感で行っているパウダーマッサージと言う手法は『触れるか触れていないかの感覚で、触覚をコントロールする』事に長けている逸品ですから。
脳イキや言葉イキ、カウントダウンに放置イキ。
どれも僕だけじゃなく、相手の協力があってこその賜物ですが、僕が見てきた分には相手方と僕の『意』が絶妙にチューニングされて同じ周波数になれているからこその妙技だと認識しています。
今回は久しぶりに少し長めの深掘り日記となりましたが、いかがでしたでしょうか。
僕は日記ではいつも『まだ考えて書ける余地があるな』と思ったらそこで書くのを切り上げる様にしています。
なぜでしょう。答えは秘密。
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天津 翔の写メ日記
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No.43 五感天津 翔