紫外線を気にすることなく、ひたすらに道を歩く。
暑くもなければ、寒くもない。これだから4月の夜は好きなんだ。
それに夜の町は人が少ない。鼻歌を歌いながらるんるん歩いたところで誰かも指をさされない。
たまに人とすれ違うときは、恥ずかしいから鼻歌を一時休止する。でも、ときどき非常に気持ちよく鼻歌を歌っている最中でしかも、サビに差し掛かるタイミングで前から人が歩いてきたときは、僕は意地でも歌い続けてやる。
すれ違った人は、僕のことを能天気な鼻歌野郎だと思うだろう。
まったくその通りだ。
とにかく、夜のお散歩は気持ちがいい。
頭の中を整理できたりもする。家の中であれこれと悩むより、外を歩いて、新鮮な酸素を脳に回した方がよっぽど良いアイデアを思いついたりする。
だけれど、そのためだけに散歩に出たりはしない。面倒くさいんだもん。もちろん夜のお散歩は好きだよ?好きだけど、散歩するためだけに外出するのって面倒くさくない?
なので、僕はジム帰りやスーパーの帰りに、鼻歌を歌っている。ということですね。
山田 えいとの写メ日記
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夜のお散歩、鼻歌の葛藤。山田 えいと