女風を”乙女ゲームの延長線上”のように利用する、まりこさん(28歳)

女風を”乙女ゲームの延長線上”のように利用する、まりこさん(28歳)

◼︎名前:まりこさん
◼︎年齢:28歳
◼︎職業:派遣社員

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性欲はひとりエッチでも満たすことはできる。でもそれだけでは心が満たされない時もある…女風ってそんな心のスキマにちょうどいいファクターですよね。今回はそんなまりこさんにお話を聞きました。

 

――女風を利用しようと思ったキッカケはなんだったのですか?

まず大学生まで恋愛の経験が皆無だったんです。このまま私は誰とも恋愛することなく枯れてしまうんだろうか…と心配になってきたんです。

 

――なぜそこまで思い詰めてしまったのですか?

実は一度、ネットで知り合った男性とオフ会で出会ってからやりとりしてるうちに惹かれていったんですね。私的にはそんなにグイグイいったつもりもなかったんですけど…突然ブロックされてしまったんです。もしかして私は人との距離感の取り方が上手くないのかと思ったし、こんな感じで今後も男性とは恋愛関係に至れないのではないかと思い詰めてしまいました。

 

――でもその経験で男性不信になることなく、また誰かと恋愛したい願望はあるわけですね。

はい、もちろんあります。むしろ一生このまま初体験すら経験することなく死ぬのか…と思うと怖くなる。そんな中で永田カビさんの漫画『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』を読んで、女性向け風俗に興味を持つようになったんです。

 

――もともと、性的なことへの興味はあったのでしょうか?

ものすごくありました。ゲームや漫画が好きだから恋愛のシーンなどを見ると、こういう経験してみたいという憧れはあったし、私が見ているゲームや漫画の恋愛シーンでは描かれないその先の展開への興味はありました。

 

――そういうシーンを見て、ムラムラするじゃないですけど、なにか性的に興奮したりも?

ありましたよ。一人エッチは小学校2年頃からしていたと思います。ここら辺を触ると気持ちがいい、ということは知っていましたから、そのくらいの年代から日常的に触れていたと思います。

 

――イク、みたいな感覚も、その時から知ってたわけですね。

そうですね。気持ちが良いことには興味津々でした。

 

――では女風の利用動機としては、男性と親しくしたりエッチなことへの興味ということですかね。

そうです。男性と親しくなり彼氏も作りたいけど、いざ現実世界で男性と出会いそのような関係を築くことに難しさを感じています。だから、素敵な男性と極力安全にコース料金以上の対価を求められることなく遊べるという部分に、女風の魅力を感じていますね。

 

――なるほどですね。

私には大好きな乙女ゲームがあるのですが、女風は乙女ゲームのように“恋愛を現実世界で仮想体験できるツール”のようなものだと思っています。私の中にある、男性は怖いし苦手だけど、素敵な男性と自分都合の日時に速攻で恋愛ゲームのような仮想体験をしたいという願望を叶えてくれます。

 

――実際に女風はどのようにご利用されているのですか。

推しの方が一人います。1、2ヶ月に一回くらいのペースで今は利用しています。大好きな乙女ゲームの中でも特にお気に入りのキャラクターにどこか似た雰囲気のある、飄々として掴みどころのない、いつも優しい笑顔をしている30代のセラピストさんに長らくお世話になっていますね。

 

――最初からその推しのセラピさんを見つけたのですか?

いえ、二人目でした。最初の方の印象は馴れ馴れしい感じであまり良くなく、女風初体験としては最悪と言えたかもしれませんが(笑)、それでもめげずに今のこの方を見つけまして、心地よい空間と関係と快感を定期的に与えてくれる方として、信頼を寄せています。

 

――それは素晴らしいですね。年上の方がお好きなんですか?

そうですね。やはり同年代よりも年上の方の方が落ち着きますね。でも現実世界で20代が素敵な30代や40代と遊ぼうとすると、性的に搾取されたり不倫沼にハマる恐れがありますよね。そういう意味でも女風は楽しく安全ですね。

 

――でも逆に、セラピさんに沼ってしまうことはないのですか?

まあ、私だけでなく色んなお客様を相手にされているのだという事実に何も感じないというのは嘘になります。それに、その方には私の恋愛経験の少なさや、今現在、マッチングアプリで男性と出会う活動をしていることなども全て話しているので“どう、最近は恋愛の方の活動は?”とか聞かれると、少しだけ心が痛みます(笑)。

 

――そのセラピさんに恋焦がれちゃうような辛い状況ではないのですね。

そうですね。もちろんそのセラピさんのような彼氏ができたら一番最高ですけど、なかなかそうは上手くいかないし、そのセラピさんにお願いする機会を作りたいとも思いますけど、お金のかかることですし、そこはわきまえているつもりです。

 

――今後も女風を楽しみたいと思いますか?

もちろん。実は今の推しのセラピさんとリピしてから数年経ったことに気づいて、こんなに長い期間、良い関係でいられるなんて有り難いことだなあと。改めて私が女風を利用する限り、このセラピさん以外にお願いすることはないと思いました。

 

――そんなふうに思えるなんて素晴らしいですね。

いずれ彼氏ができて、婚活も成就したら…そのセラピさんを卒業ということにはなると思いますし、私の卒業前にセラピさんがセラピ卒業する可能性もありますが…それまで楽しみたいと思います。

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女風は乙女ゲームの延長線上のようなもの! と言っていたのが印象的でした。ゲームのような仮想体験と捉えるのも、女風の楽しみ方のひとつですね。皆さんは女風を、どのように楽しんでいるでしょうか? 是非とも楽しみ方を教えて下さいね。

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この記事を書いたライター

momo1977

河合桃子

フリーライター歴20年、主に男性週刊誌を主戦場に“女性の性”を追いかけてきました。とはいえフリーなのでファッションやグルメ、広く関わりつつすぐやる課をモットーにしております。働くシングルマザー“マン”として同じシングル女性も元気にしたーい*\(^-^)/* 今まさにキテる女性向けを盛り上げたいです

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