日本を代表する美しいつる性の花で、春の風物詩として古くから親しまれています
学名:Wisteria floribunda(日本の藤)
科名:マメ科
開花時期:4月下旬〜5月中旬(地域によって異なる)
色:紫、白、ピンクなど(特に紫が代表的)
花言葉:「優しさ」「歓迎」「恋に酔う」
【特徴】
つる性植物で、棚や木に絡みついて咲く姿が特徴的。
花房が長く垂れ下がる姿がとても優美で、「藤棚(ふじだな)」として鑑賞されることが多いです。
香りが強く甘いのも特徴で、蜜を求めて多くの昆虫が集まります。
【文化的な意味】
古くは『万葉集』や『源氏物語』にも登場し、貴族文化の中で高貴な花として愛されました。
着物の柄や家紋にも使われ、日本文化に深く根ざしています。
【名所】
日本各地に藤の名所がありますが、特に有名なのは次の場所です
あしかがフラワーパーク(栃木県):世界的に有名な大藤や藤のトンネルが見どころ。
白井大町藤公園(兵庫県)
河内藤園(福岡県):幻想的な藤のトンネルが人気。
【1. 日本原産の主な藤】
■ ヤマフジ
本州〜九州に自生。
花が長く垂れ下がり、房の長さが30〜90cmにもなることも。
花の開花は下から上へと進む。
つるは左巻き(反時計回り)。
■ ノダフジ
ヤマフジの変種とされ、大阪の「野田」が名前の由来。
特に花房が長い(1m近いものも)。
多くの園芸品種のもとになっている。
【2. 外来種の藤】
■ アメリカフジ
北アメリカ原産。
花房は短め(10〜20cm程度)で、やや控えめな印象。
つるは右巻き(時計回り)。
日本の藤より耐寒性が高い。
■ シナフジ
中国原産。
花が房全体で一斉に咲く。
つるは右巻き(時計回り)。
日本の藤よりやや小ぶりな印象。
【3. 人気の園芸品種】
‘ベニフジ’(紅藤): 淡紅紫色の花。やや珍しい色合い。
‘シロフジ’(白藤): 白い藤の花。清楚な印象で人気。
‘クスノキフジ’: 花房が非常に長い改良品種。
八重咲きの品種: 花弁が重なった豪華な見た目。
潤の写メ日記
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藤潤