キャストの仕事に限ったことではないけど、仕事って「できると思ったらできなかった」なんてこともたくさんあると思う。例えば女風キャストの場合、SNSでの営業は簡単だと思う人も多いんじゃないかな?だって、SNSなんて今どき誰もが使っているでしょ、それを使った宣伝するなんて楽勝!って思ってこの業界に入ってきた人も多いと思う。
だからこそ、例えば講習で「SNSでの宣伝がいかに難しいか」と聞かされても、ついそれを甘く見てしまったり、先輩らのSNSの使い方をしっかり見ていなかったり、極端な場合は、SNSに関して教えられても実行できない、なんてことが起こってしまうんだと思う。それは、「知っている」と「できる」は違うからだと思う。
例えば、今や誰もがSNSを使う時代。Xだって、どうやってポストをするのか、どうやってRPするのかなど、知識として知るのは簡単なんだよ。ポストできる、RPできる、そんなのはやり方さえわかれば誰にでもいえること。でも、じゃあそれを「できますか?」って聞かれたら話は別。そもそもプライベートアカウントと営業アカウントは違うし、キャストとして宣伝するためのポストは、プライベートのポストとも違う。どうやったら自分の魅力を伝えられるのか、どうやって他のキャストと差別化したら良いのか、そういうことって、「Xの使い方がわかれば誰にでもできること」じゃないよね。
そういうことは、実際に自分でやってみて、他の人のやり方を見て、時間をかけて学ばないといけない。そうやって「できる」ようになっていくんだ。「知っている」からできることじゃない。
だからこそ、「知ってる!」「自分なら大丈夫!」と思うことなく、謙虚に挑戦していきたいね。知っているからってできるとは限らないのだから。