コロナ禍を経て、キッチンカーが人気になったんだ。確かに、場所を選ばず初期費用がそこまでかからないキッチンカーは、簡単そうに見えるかもしれない。でもキッチンカーは儲かりにくい上に廃業率が高く、お店を維持するのは難しいと言われているんだ。それはどうしてなのかな。
まず、キッチンカーは客単価が低い。キッチンカーの場合、昼食として利用される場合は客単価が平均1,000円、飲み物の場合は500円なんだよね。コンビニよりも高く、レストランよりも安い、そういう価格が設定が必要になるらしいけど、客単価が低ければ低いほど、いわゆる薄利多売が必要になる。利益の固定が難しいと言えるよね。作業効率も安定しないといけないし、もしも誰かを雇えば人件費もかかる。
出店場所との相性もあるかな。出店場所を見つけられずに困る人も多いんだ。キッチンカーを出すためには営業場所の許可が必要になるんだけど、例えば路上なら管轄区域を取り締まる警察、オフィス街の場合はスペースの管理会社など、場所の許可が必要になるんだよね。自分で場所探しをして許可を取るわけだから、なかなか大変。これは、得るものとマッチした場所を選ばないといけない難しさもあると思う。
そして、天候に売り上げを左右されやすいことも、キッチンカーの難しさな気がする。屋外での飲食を前提としているから、天気が悪いと売り上げに影響に響きそうだよね。
こうやって考えると、キッチンカーは決して簡単じゃない。特に、誰に何を売るのか、そのためにどこでキッチンカーを営業するのか、という、市場調査は欠かせない。女風のポストなんかも同じかな、どのような女性に何を伝えたいのか、しっかり考えておかないとね。