人間、誰でもいろいろな経験を背負って生きていると思うんだよね。もしかしたらつらい過去を背負った人もいるかもしれない。そして人間は、こうやって生きていく中で、つらい過去に蓋をして、忘れて、前を向いて生きていくことを求められることだってあると思う。
でも僕は、つらい過去に敢えて蓋をする必要はないんじゃないかなって思ってる。というのは、マイナスな経験を乗り越えられたならそれはそれでいいけど、どうしても完全には乗り越えられないことってあると思うんだ。ちょいちょい思い出してしまったり、つい話したくなったり、そういうこともあると思う。それらをすべて乗り越えて、もうすっかり忘れてるってことならそれはそれで素晴らしいことだけど、自分で経験したことってふと思い出したりするでしょ？
それに、その時のつらかった記憶を思い出して、悲しくなることもあるかもしれない。そんな時、無理に蓋をして忘れようとしたって、そんなの自分の気持ちに正直でいるとは言えない。つらかった経験を昇華したいと思うなら、きちんと昇華させてあげたらいい。
そんな時にね、そばにいて、話を聞ける存在でありたいなと思っているよ。
