無自覚なマウントというものがあると思う。僕がつくづく感じる無自覚マウントは、「忙しくてできませんでした」ってやつ。もともとこれを言われるとイラっとしてしまっていたんだけど、最近どうしてこの言い訳が好きになれないのか、やっと気づいたんだよね。これって、「自分は忙しくてできなかった」ということで、「あなたは忙しくないでしょうけれど」みたいな意図が含まれているように思えるんだよ。
もしかしたら、本人はそんな気はないのかもしれない。実際、「忙しくて~」って言う人は多いし、僕も以前は言ってしまっていたんだ。でも「みんな忙しいんだよ」と指摘されたことがあって、それ以降、確かに!って思えるようになった。
「自分は忙しくてできなかった」というのは、その仕事ができる人たちに対して「その人たちは忙しくない」と言っているのと同じ。確かに屁理屈に聞こえるかもしれないけど、そうじゃない。自分の身を守るための言い訳が、周りの人たちを否定してしまうことになるんだよね。自覚がないから仕方がないというものじゃなくて、これは周りの人に対しても失礼な言い回しだと思う。
だからこそ、発言には気を付けないといけないと思う。そんなつもりはなかった、とか関係ない。それを聞いた周りの人がどう捉えるか、そこまで考えて言葉を発してこそ、適切なコミュニケーションが成り立つと思うんだよね。