吉〇家と言えば、誰もが知る牛丼チェーン。今はす〇屋とか松〇とかいろいろな牛丼チェーンがあるけれど、吉野家にはかつて、その他の2社と比較して大きく明暗を分けてしまう分岐点があったんだ。同じ牛丼のお店なのに、どうしてそんなに差ができてしまったのか。そこからキャストとして学べることは何なのか。ちょっと考えてみたい。
その理由は商品開発。す〇屋は毎月1つ、期間限定商品を開発し続けたんだ。しかもそれらは、シーザーレタス牛丼とかニンニクの芽牛丼など、野菜をふんだんに使ったものばかり。最近は健康志向の強い人が増えているから、健康に配慮した商品開発に力を入れたんだ。牛丼は確かに、野菜があまり摂取しにくいイメージがあるでしょ。しかも、この期間限定商品は定番商品より少し値段を高くしていたから、これにより客単価を上げることに成功したらしいね。松〇も期間限定商品を投入していった。季節限定商品を2週間に1回出し、客層を広げていったんだ。
吉〇家はそれができなかった。新商品を出すペースが遅く、インパクトが弱くなってしまったんだ。牛すき鍋膳は人気が出たけれど、す〇屋や松〇も似たようなメニューを販売、しかも吉〇家より早くに出してしまったものだから、吉〇家はさらにペースを落としてしまったのだとか。
僕たちキャストが提供できるサービスは、性感とかデートとか、どうしても代わり映えがしないかもしれない。でも、だからこそいろいろ工夫している店が多いよね。新しいコースを考えたり、宣材を工夫したり。そういう変化を付けること、目立つ何かをすること、僕もいろいろ考えていきたいな。