最近、学生時代の友達の結婚が決まってね。なんだか自分のことみたいに嬉しかったんだけど、その友達と話しながら、ふと気づいたことがあるんだ。その友達が、奥さんになる女性のことを「大切に育てられた人だから」って嬉しそうに話していて、ああ、そうだなって感じたんだ。
僕たちキャストは、日々多くの女性と関わりを持つよね。キャストの中には、自分本位の接客をしたり、女性を傷付けたり、そんな男もいるらしい。でもさ、その女性たちもみんな、ご両親や周りの人に大切に育てられた人なんだよ。もちろん、いろいろな家庭の事情があると思う。でも、誰かに愛されてきた女性たちなんだよね。
そう考えると、自分本位の接客は絶対にやっちゃいけないなって、背筋が伸びる気がするんだ。大げさな言い方かもしれないけど、目の前にいる女性を大切に思っている人がこの世のどこかにいる。僕たちも、それに敬意を払いたいじゃん。だって、どんな人だって、誰かの大切な人なんだからね。
接客業っていうのは、そういうところまで考えてこそ成り立つ職業なのかなって、漠然と考えちゃった。