キャストとして仕事をしているとすごく感じるんだけど、どれだけ売れたって、どれだけ人気になれたって、どれだけ売り上げを出せたとしても、キャストはアイドルじゃないし、特別偉い存在でもないんだよね。でもなんだろう、それをすごく勘違いしているキャストも多い気がする。
モテて当然とか、崇められて当たり前とか、それは違うよね。むしろ、僕たちは女性に選んでいただき、ご予約をいただき、その対価としてお金をいただくわけだけれど、より良い時間を提供できるように頑張らなきゃいけない立場にいる。自分は成功していてすごいとか、だから手抜きをしていいとか、絶対にそんなことはない。
それにさ、上には上がいるんだよ。宴には業界経験ン十年の先輩方がいるけど、もうさ、僕がどう頑張ったって、この人たちを超えることはできない。もちろん僕は、その背中を追いかけたいって思っているけれど、超えることなんてできない。そういう意識があるから自分に満足なんてしないし、「俺さますげぇ!」なんて絶対に思わない。
自分よりすごい人を目標に見据えることも、謙虚に頑張るためには大切なのかもな。これからもその背中を追いかけながら頑張りたいし、まだまだ謙虚に成長したいと思う。