立つ鳥跡を濁さず、っていうことわざがある。これは「立ち去る者は見苦しくないようきれいに始末をしていくべき」という戒めだよね。
例えば職場だったり、習い事だったり、どれだけ好きな場所だったとしても、そしてどれだけうまくいかない場所だったとしても、その場所から離れなければならない時がある。退職だったり退店だったり、そういう変化に迫られる時があるよね。そんな時、いったいどうしたら良いんだろう。
僕だったら、やっぱり周りに感謝の意思を示すことを忘れないでいたいなって思うんだ。そりゃさ、解雇されるとかならまた話は別かもしれないけど、やっぱり仕事をそこまで続けられたのは、周りの人がいてこそなんだよ。例えばキャストの立場で言うなら、お店があるからそのお店で働けたわけだし、同僚や先輩がいるからここまで成長できたわけだし。だから、その感謝の意思を示したい。そしてもちろん、支えてくれているお客様にもお礼を言わないとね。
女風界隈では、最後に言いたいことを言って終わらせるキャストも珍しくない。店舗から注意されても態度を改めることなく、お店から退店報告をされるキャストもいる。僕はまだ退店なんて考えたこともそのつもりもないけど、やっぱり周りの顔に泥を塗ることはしないキャストでありたいなって思うんだよね。